校長室から―未来育む札幌の学校―　創造的・意欲的であれ　札幌市立中央小学校

（札幌市 2024-03-21付）

冨波修校長

▼わが校の強み

　本校は札幌の中心部に位置し、当時の東小学校、東北小学校が統合され中央小学校として昭和４４年に創立しました。

　開校と同時に鼓笛隊が結成され、６年生になると鼓笛隊の一員として全員が活躍してきました。その鼓笛隊の姿はまさに全校児童の憧れの的で、平成元年のはまなす国体の開会式では、躍動感のある見事な演奏で彩りました。

　現在鼓笛隊の活動は行っていませんが、これまでの歴史を大切にしながら、今もなお新しいことに積極的に挑戦している学校です。

▼児童の成長に向けて

　子どもたちの可能性を伸ばすためには、学校が創造的であること、そして、教職員が意欲的であることが大切であると考えています。

　その姿勢は開校当時からずっと変わらず、今日まで脈々と受け継がれています。それは学校に限ったことではありません。地域の皆さん、保護者の皆さんも同様で学校・家庭・地域が一体となって子どもたちの成長を支えています。

▼授業づくりの工夫

　「人とつながりを大切にし、自分や相手を大切にする子ども」が本校の目指す子ども像です。

　人間尊重の教育を基盤に、授業においても互いに学び合うことや自分自身の成長を実感できるよう、個別最適な学びと協働的な学びを充実させる授業改善に取り組んでいます。

　中でもＩＣＴを活用した授業の在り方については、リーディングＤＸスクール事業、生成ＡＩパイロット校として多くの実践を積み重ねてきています。ＧＩＧＡ端末のソフトウエアとクラウド環境や生成ＡＩを十全に活用し、子どもの情報活用能力の育成を図っています。

▼教職員への思い

　「子どもたちのために」を第一に考えて、どんなことにもちゅうちょすることなく取り組み、様々なことを学び自ら向上しようとする姿勢がある職員集団です。

　経験豊富な職員が主体的に校内研修を企画し、互いに学び合う環境を整えることによって経験の浅い職員をしっかりと支えています。「自分や相手を大切にする教職員」をこれからも目指していきます。

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