札幌市　避難所運営研修　６年度　約８０校で実施　図上型シミュレーション等

（札幌市 2024-03-21付）

　札幌市危機管理局は、避難所運営研修について、６年度は約８０校で実施する予定だ。５年度から３年間をかけて全３０７ヵ所での実施を目標としており、３分の２程度の会場で実施済みとなる見通し。各会場では７月から来年１月までの間、避難所運営に係る図上型シミュレーション研修などを展開する。

　指定避難所（基幹）の運営に携わる地域住民、施設職員および区役所職員を対象に平成２７年度から実施しているもの。基礎知識や避難所施設等の確認、シミュレーション等を通して、避難所運営に係る円滑な初動対応と基本的行動を確認し、災害時の避難所運営能力の向上を図ることを目的としている。

　小・中学校や各区体育館など全指定避難所（基幹）３０７ヵ所が対象。５年度から７年度の３年間で全会場での実施を目標としており、２年目を迎える６年度は体育館等を含めて約９０ヵ所で実施する予定だ。

　一方、実施会場が隣接している場合は地域住民の参加重複などを避けるため、会場を輪番制とし、５年度から６年間をかけて全会場で実施することとしている。例えば、近隣に位置しているＡ小学校とＢ中学校の場合、５～７年度の間にＡ小学校、８～１０年度の間にＢ中学校で実施することが可能。

　７月から来年１月まで（土日祝日および年末年始を除く）を実施期間とし、各会場における実施日時は、各会場等と別途調整する。

　実施内容は、避難所運営に係る基礎知識や運営イメージの説明、避難所に係る施設・資機材（防災行政無線、受水槽および備蓄物資）の説明、避難所運営に係る図上型シミュレーション研修などを予定している。

　実施校は現在調整中。４月以降に確定する見通し。

(札幌市 2024-03-21付)