教員研修プラットフォーム 道教委 5月中旬に説明会 段階的運用開始へ準備(道・道教委 2024-04-12付)
道教委は、全国教員研修プラットフォーム(Plant)の導入に向けた今後のスケジュールをまとめた。5月中旬に利用者向けの説明会を開催するほか、学校向けの動画を公開して段階的に運用を開始。6月中旬以降に新システムによる研修の申し込みや研修履歴の記録を開始する予定となっている。
Plantは、研修履歴に基づいて教師の資質向上に関する指導助言を行う研修制度の効率的・効果的な実現を図るため文部科学省が開発。教育委員会、大学、公益法人、教職員支援機構、文科省が登録した研修動画を視聴できる「教員研修プラットフォーム」と、研修の受講履歴記録を作成する「研修受講履歴記録システム」の二つの機能を備える。
視聴できる研修動画は約180のコンテンツを用意し、いつでも視聴が可能。教員以外にも大学生、ペーパーティーチャー、特別免許状を活用して教壇に立つ外部人材もゲストユーザーとして登録することで視聴できる。
利用者は職場のタブレット端末や個人のスマートフォンからログイン。研修の検索・申し込み・受講・成果確認などを一貫して行うことができ、成果確認によって研修の受講履歴を自動で作成する。システム外の研修に関しては手動入力となる。
研修受講履歴はエクセルで出力・印刷する。教員育成指標とひも付けたレーダーチャートを表示することで研修の受講状況との関係を可視化することも可能で、研修に関連する資料の配布、テストやアンケート機能も備える。
道教委は現在、5年度における各教員の研修履歴の取り込みを行っており、新システムの円滑な導入に向けた準備を進めている。
10日付で関係者に文科省による説明動画や使用マニュアルを通知。5月中旬に市町村教委や道立学校向けの説明会を開催するとともに、市町村立学校向けの動画を公開することで詳細な利用方法を周知する。
研修コンテンツの検索は5月下旬から開始。6月中旬以降に新システムによる研修申し込みを開始する。6月の導入までの研修の申し込み・受講は従来どおりの方法となる。
(道・道教委 2024-04-12付)
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