道教委　校種間連携サポート事業　洞爺湖町など１１市町に　パートナー校制で推進体制充実

（道・道教委 2024-04-22付）

　道教委は、６年度「学校種間連携サポート事業」の指定・準備地域として、新規の洞爺湖町と大空町を含む１１市町・１２地区を決定した。指定・準備校は３４校。道内先進校とのパートナー校制によって推進体制を充実させるほか、テーマ設定型の交流「がくえんねっとプラス」を開催し、９年間を見通した小中一貫教育を推進する体制整備を図る。

　同事業は“子どもたちの未来を拓く”学びのトランスフォーメーション事業の一環で４年度まで実施した小中一貫教育サポート事業の後継事業。事業期間は５～７年度までの３年間で、中学校区で育成を目指す資質・能力の設定・共有や小中９年間を通じた教育課程の編成・実施などを支援することで校種間連携による教育の質の向上を図る。

　義務教育学校または小中一貫小・中学校の設置・導入初年度または設置・導入予定の市町村教委を「指定地域」「準備地域」、当該地域の選定校を「指定校」「準備校」に指定。９年間を通して身に付ける資質・能力の設定や指導計画の作成、小中一貫教育を推進する体制整備などに取り組む。

　指定校（準備校）の課題や取組の重点を考慮して道内先進校からパートナー校を決定。協働して小中一貫の導入および円滑な実施に向けた推進体制を充実させる。

　導入に向けた諸課題の解決や導入後の実践・検証などを支援する全道研修会を年に１回開催するほか、テーマ設定型の交流などを行う「がくえんねっとプラス」を数回開催する。

　さらに成果普及のための資料を作成するほか、ホームページ等で育成を目指す資質・能力の設定や９年間を通じた指導計画の作成、公開授業の実施など、取組の達成状況を市町村や管内、全道へ普及させる。

　６年度指定・準備地域および指定・準備校はつぎのとおり。

▼空知

▽砂川市＝砂川中、砂川小、豊沼小、中央小、空知太小、北光小

▼石狩

▽石狩市＝浜益小、浜益中

▼後志

▽岩内町＝岩内東小、岩内西小、岩内第一中、岩内第二中

▽仁木町（銀山地区）＝銀山小、銀山中

▼胆振

▽室蘭市＝白蘭小、本室蘭中

▽洞爺湖町―新＝虻田小、洞爺湖温泉小、とうや小、虻田中、洞爺中

▼上川

▽名寄市＝智恵文小中

▽中富良野町＝中富良野小、中富良野中

▼オホーツク

▽大空町―新＝女満別小、女満別中、東藻琴小、東藻琴中

▼十勝

▽清水町（清水地区）＝清水小、清水中

▽清水町（御影地区）＝御影小、御影中

▽池田町＝池田小、池田中

(道・道教委 2024-04-22付)