道北３学区で高校配置計画地域別検討協　交通体系など環境整備を　留萌　留萌高の適切な募集人員維持も

（道・道教委 2024-05-22付）

留萌学区第１回公立高校配置計画地域別検討会

　【留萌発】道教委は４月中旬、留萌学区の第１回公立高校配置計画地域別検討協議会をオンラインで開催した。管内において１０～１３年までに中学卒業者が７５人減少する見通しを発表。参加者からは交通体系や教育環境整備についての懸念や募集学級数が本年度に減少している留萌高校について適切な募集人員の維持を求める意見が上がった。

　冒頭、留萌教育局の大畑明美局長があいさつ。「地域から選ばれる高校づくりのため、忌憚のない意見をいただきたい」と求めた。

　協議では、１０～１３年までに中卒者が７５人減少する見通しを示し、定員調整や配置の在り方について検討が必要であるとした。

　また、留萌高については、６年度における募集学級数が４学級から３学級に減少したことなどを説明した。

　苫前町教委の開発法起教育長はことし苫前商業高校の生徒数が上昇したことに触れ「地域連携や経済的支援、遠方からの受け入れ体制強化などの取組が身を結んだ結果。今後、地域と学校の連携を深めたい」と話した。

　天塩町の吉田忠町長は交通体系や教育環境の整備などに対して懸念を示し「通学手段の確保や学校整備などについて、関係団体とも連携し、配慮いただきたい」と求めた。

　このほか、留萌高の普通科における募集学級数が減少したことから、同校の適切な定員数の維持を求める声が上がった。

(道・道教委 2024-05-22付)