札幌市中央図書館　アンケート　満足度６.４Ｐ増９４・１％　職員対応　９３・８％に

（札幌市 2024-05-31付）

　札幌市中央図書館は、市内各図書館における５年度来館者アンケート集計結果をまとめた。全体的な満足度は、全館（中央図書館、えほん図書館、図書・情報館、地区図書館９館）を合わせて９４・１％に上り、前年度より６・４ポイント上昇。具体的な項目では「図書館職員の対応」が９３・８％と高い傾向を示した。

　市は４年５月、第３次図書館ビジョンに当たる「さっぽろ読書・図書館ぷらん２０２２」を策定し、基本理念「市民の生涯にわたる学びや創造的な活動を支える」のもと、さらなる図書館サービスの向上を推進している。

　アンケートは、より利用者のニーズに沿ったサービスの実現に向け、利用者の満足度を調査し、結果を分析して次年度のサービスに反映させることを目的に平成２３年度から実施。

　５年度は、全１２館で、１０月１～３１日の間に各館で２週間程度実施。区民センターおよび地区センター図書室等計２５施設では、９月から６年２月までの間に各施設で２週間程度調査した。

　全体で３０４２人から回答を得た。回答率は８３・８％。全体的な満足度をみると、中央図書館で９２・３％、えほん図書館で９８・７％、図書・情報館で９６・７％、地区図書館９館で９３・５％となり、概ね前年度より上昇した。

　「満足」「どちらかといえば満足」の合計が半数を超えた項目は「図書館職員の対応」（９３・８％）、「図書館内の設備」（８７・５％）、「本の種類・数」（７７・９％）、「本の探し方や調べものの相談」（７１・９％）、「館内の検索機や自宅等からのインターネットを活用した検索・予約システムの使いやすさ」（６２・１％）の４項目。

　一方「電子書籍の種類・数」は２９・４％と、他の項目と比較して満足度が低い傾向が表れた。

(札幌市 2024-05-31付)