札中英研 6年度総会 会長に三上氏 真栄中 10月1日に研究大会開催(札幌市 2024-05-30付)
三上新会長
札幌市中学校英語教育研究会(札中英研)は24日、市内の中島体育センターで6年度総会を開いた。10月1日に第11回市中学校英語教育研究会研究大会を開催するなど年度計画を決定した。新会長に真栄中学校の三上寛晃校長が就任。三上新会長は「会員同士、心地良い刺激を受けながら発展していくことを期待する」と述べた。
三上会長はあいさつで、翻訳機能のあるAIツールがあふれる現状に触れ「英語教育を通して学びを提供する価値、学校教育の意義が問われている」と危機感を示した。小・中・高校の連続した学びの重要性が問われる中、各学校では中堅教員が不足する一方で初任層が増加している状況を示し「本会の学習会や研究大会を通した会員相互の資質向上へのニーズが一層高まっている」と強調。実践交流などの機会を通して「会員同士、心地良い刺激を受けながら発展していくことを期待する」と呼びかけた。
引き続き、6年度活動方針を説明。「北中英研とのつながりを重視した取組の推進」「広報活動の積極的な推進」「新入会員の拡大」などを掲げた上で、研究会活動の重点を①本市の英語教育をリードする②英語を学ぶ機会を提供する③会員ネットワークを充実させる④小学校・高校等、関係諸団体等との連携を深める⑤組織力の強化を図る⑥研究会運営の負担軽減を図る―の6点を確認した。
本年度研究主題は「オーセンティックなイングリッシュ・コミュニケーションの追究~English userが“主体的・対話的で深い学び”を実感する授業」と設定。5年度英語教育実施状況調査で、授業中の生徒による言語活動時間に課題が見えたことから「実際のコミュニケーションの場で役立つ実践的な言語能力の育成が不可欠」と位置付け、「即興的で対話的な言語活動の充実」「批判的思考力と課題探究能力を高める授業づくり」「ICTの活用」「指導と評価の在り方」を重点に研究を進めることを決めた。
活動計画では、10月1日にホテルライフォート札幌で第11回札幌市中学校英語教育研究会研究大会を開催。夏季・冬季休業中にワークショップおよび6月と11月に学習会、10月19日にリフレサッポロで札幌市中学校英語弁論大会を開くことを決めた。
また、11月22日にホテルライフォート札幌で予定されている第66回道小学校・中学校・高校英語教育研究大会の概要を確認した。
本年度役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽会長=三上寛晃(真栄中校長)―新
▽副会長=関根昌彦(定山渓中校長)―新、大道弘孝(北野台中校長)、佐々木豊文(稲陵中校長)、伊東美智恵(元町中校長)、荒木信幸(光陽中校長)―新、八木田晃暢(新陵中校長)―新
▽事務局長=中山剛敏(発寒中教頭)―新
(札幌市 2024-05-30付)
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