道教委 6年度道立学校間連携 11組21校で相互派遣 松前・南茅部などで遠隔授業(道・道教委 2024-06-25付)
道立学校が必要とする教員を相互に派遣し、それぞれの教育課程の維持・充実を図る道教委の道立学校間連携における6年度実施校がまとまった。24日現在で静内農業高校・静内高校など新規3組6校を含む11組21校で実施する予定。前年度から導入している遠隔機器を使った連携は、松前高校・南茅部高校など3組5校で実施する。年間のみならず短期間の連携が可能で、年度途中でも随時申請を受け付けている。
平成24年度から実施している道立学校間連携は、必要とする教員を相互に派遣して教育課程の維持・充実を図り、教育活動の一層の推進を図るもの。29年度からは、特別支援学校を含めて道立学校間の連携が可能となっている。
4年度末には実施要綱を改正し、遠隔授業による連携が可能に。教員数が少ない小規模校で道高校遠隔授業配信センター(T―base)のほか、道立学校間連携の取組においても遠隔機器を活用した授業が可能となった。
各学校では、連携の円滑な推進に必要な事項を協議するため、各学校間で連携学校委員会を設置。教員を相互派遣する教科・科目名、単位数など授業に関する連携や授業以外の連携、円滑で効果的な進め方、連携の成果や課題のまとめなどについて協議する。
本年度の実施校(24日現在)は、富川高校・平取高校など11組21校。うち新規は、静内農業高・静内高、北見緑陵高校・置戸高校、名寄高校・名寄産業高校の3組6校となっている。
また、松前高・南茅部高、福島高校・南茅部高、北見緑陵高・置戸高の3組5校で、遠隔機器を使った連携を進める。
道教委は、年度途中からの申請も可能であることから、近隣校間で相談するなどして積極的に活用するよう呼びかけている。
(道・道教委 2024-06-25付)
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