札幌資生館小に黄色の置き傘寄贈　雨でもおうちに帰れる　北海道イエロースターズ

（札幌市 2024-07-24付）

　不意の雨でも安全に下校できるように―。札幌市立資生館小学校（三戸部文彦校長）は１９日、札幌市を本拠地とする男子プロバレーボールチーム「北海道イエロースターズ」から黄色の置き傘の寄贈を受けた。選手３人が来校し、傘を手渡したほか、トスやレシーブなどプロのプレーを披露した。

　同チームは、新たな地域貢献の取組として、道内の公立小学校に置き傘を贈る活動「ハッピーイエロー・アンブレラ」を企画。初年度のことしは、日北自動車工業（株）の協賛によって、中央区１６校、白石区全２０校、空知管内沼田町内１校の計３７校に１０本ずつ寄贈する。

　寄贈１校目となる資生館小の贈呈式には、郡浩也選手、山田滉太選手、赤星伸城選手が来校。全校児童が体育館に集合し、選手たちを大歓声で迎えた。

　はじめに郡選手が「皆さんに会えるのを楽しみにしていた。短い時間ですが、思い出に残ってくれたらうれしい」とあいさつ。続いて、各学年の代表６人に、各選手から傘が手渡された。山田選手は「大切に使ってくれたらうれしい」、赤星選手は「黄色は幸せの色。交通安全に努めて、幸福にあふれた街にしよう」と呼びかけた。

　このあと、山田選手と赤星選手が、ボールを使ってトスやレシーブを披露。子どもたちは、目を輝かせてプロのプレーに見入った。

　児童２人によるお礼の言葉に続いて、郡選手は「日頃から事故に遭わないよう十分、交通安全に気を付けてほしい。きょうはありがとうございました」とあいさつ。このあとグラウンドで、選手と児童のフォトセッションが行われた。

(札幌市 2024-07-24付)