誰でも主役になれる　元ラグビー代表選手が指導　札幌福住小　競技の魅力体感

（札幌市 2024-07-23付）

　札幌市立福住小学校（中村ちひろ校長）に１９日、元ラグビー日本代表の田中史朗さん、畠山健介さん、真壁伸弥さんの３人が来校し、６年生１１７人と交流した。札幌ドームでの日本代表対イタリア戦開催に当たり、機運醸成を目的に実施したもの。児童たちは、田中さんらの指導のもとパスやタックルなどを体験し、ラグビーの魅力に触れた。

　元ラグビー日本代表による学校訪問は、ことし日本代表戦が行われる各開催都市におけるさらなるラグビーの普及、試合当日に向けた機運の醸成を目的としたもの。札幌市では、２１日に札幌ドームで対イタリア戦が行われた。

　はじめに、田中さんらがラグビーを始めたきっかけや魅力などについて講義。

　ラグビーの魅力について、田中さんは「体格が大きい選手もいれば、自分のように小さい選手もいる。個性の違いがあっても、誰でも主役になれるスポーツ」と伝えた。

　真壁さんは、日頃心がけていることとして「準備を大切にしている。ラグビーを始めたのが高校２年生と遅かったこともあり、自信をつけるためにも怠らないようにしている」と話した。

　２日後の対イタリア戦をはじめ試合を楽しむポイントとして、畠山さんは「応援したくなる“推し”を見つけてほしい」と呼びかけた。

　グラウンドに移動し、児童たちはパス、タックル、キックなどラグビーの基本プレーを体験。田中さんらは「ボールは卵を持つように優しく扱って」「タックルをする時は、必ず相手をつかむこと」などとアドバイスを送り、交流を深めた。

　参加した児童は「タグラグビーはやったことがあるけれど、本格的なラグビーは初めて。楽しかった」「またやってみたい」などと感想を述べた。

(札幌市 2024-07-23付)