高校配置計画地域別検討協〈石狩〉 生徒による学校PRを オンライン学校説明望む声(道・道教委 2024-07-30付)
第2回配置計画検討協(石狩)
道教委は17日、第2回公立高校配置計画地域別検討協議会石狩学区をオンラインで開催した。意見交換では、PTA関係者が「ズームによる学校説明」や「高校生による学校PRが、受験生にとって一番参考になるのでは」などと発言した。
石狩教育局の田中賢一局長のあいさつに続き、道教委高校教育課が管内の中卒者数の推計を踏まえた現状と課題を説明した。
9年度は、学区全体で488人の中卒者数減が見込まれることを示した。公立・私立の定員比率を考慮した上で、札幌市立の藻岩高校、啓北商業高校の再編統合による4学級の減、道立高の募集学級数減などを踏まえ、定員調整を示していないことを強調した。
一方で、10年度以降については、13年度までに27人の中卒者数減が見込まれるとして、札幌市内の再編整備を含めた学区内全体の配置の在り方を検討する必要性を挙げた。
複数の学科を設置している定時制課程については、生徒数の増が見込まれない場合、定員を含む学科構成の検討が必要とした。
このあと、札幌東商業高校の澤田信夫校長が、中学生に対する情報発信の実践例を紹介した。専門高校として全道1区の生徒募集となっているため、在校生の出身中学校数が145校に上っていることを示し「様々な地域に幅広く発信することが求められている」と説明。中学生に年齢が近い高校生の意見を多くくみ取ってホームページやポスターなどを作成していることを伝えた。
また「専門高校の進路は、どうしても就職のイメージがある」と強調。現在は卒業生の7割が進学していることを効果的に伝え、イメージを転換させる必要があることを示した。
意見交換では、新篠津村教委の荒谷順一郎教育長が「外国籍の中卒者を把握する必要があるのでは」と述べた。PTA関係者は「ズームなどを使った学校紹介はできないか」「高校生が自らの学校の魅力を感じてPRすることが、受験生にとって一番身近な情報になるのではないか」などと発言した。
(道・道教委 2024-07-30付)
その他の記事( 道・道教委)
上川局 英語教員サマーキャンプ 言語活動充実へ研鑚 独自事業 模擬授業通して
【旭川発】上川教育局は7月26日、上川合同庁舎で管内英語担当教員の指導力向上に向けた演習型研修「サマーキャンプ」を実施した。管内児童生徒の英語力向上に向けた独自事業「STEP」の一環で、S...(2024-08-05) 全て読む
1人1台端末の共同調達会議 仕様書決定 事業者募集へ 6年度 10市町村で約2千台
道公立学校情報機器整備共同調達会議(会長・中島俊明道教委教育長)は7月31日に第2回会議を開き、義務教育段階における学習用端末の共同調達に向けた仕様書と事業者の選定方法を決定した。1日付で...(2024-08-02) 全て読む
特セン 知的障がい教育の授業改善へ “星本”授業モデルを構築 紋別養護など4校で研究推進
道立特別支援教育センター(柏木拓也所長)は本年度、知的障がい特別支援学校における授業改善に関する研究に取り組む。紋別養護学校など4校を研究推進校に、文部科学省著作教科書(星本)を活用した授...(2024-08-02) 全て読む
高校配置計画地域別検討協〈宗谷〉 豊富高 入学者確保を 他校との違い発信求める声
【稚内発】道教委は23日、第2回高校配置計画地域別検討協議会宗谷学区をオンラインで開催した。管内各市町村教育委員会や学校などから約50人が参加。宗谷学区における7年度から9年度までの配置計...(2024-07-30) 全て読む
高校配置計画地域別検討協〈釧路〉 定員数 考え直しては 釧路江南高9年度1学級減で
【釧路発】道教委は16日、第2回公立高校配置計画地域別検討協議会・釧路学区をハイブリッド形式で開催した。関係者約60人が参加。9年度に釧路江南高校の普通科を1学級減とすることなどを盛り込ん...(2024-07-30) 全て読む
道教委 6年度全国学力調査結果 2教科で全国差縮まる 小学校算数 2・8P下回る
道教委は29日、6年度全国学力・学習状況調査結果を発表した。札幌市を含む道内の平均正答率は小学校国語と中学校数学において、全国平均との差を縮めた一方、小学校の算数は全国との差を広げた。授業...(2024-07-30) 全て読む
高校配置計画地域別検討協〈胆振西〉 未来見据え柔軟な対応を 中卒者減で小規模化に懸念
【室蘭発】道教委は16日、第2回公立学校配置計画地域別検討協議会(胆振西学区)をオンラインで開催した。学区内の教育関係者35人が参加。公立高校配置計画案や高校の情報発信に向けた効果的な取組...(2024-07-30) 全て読む
高校配置計画地域別検討協議会〈日高〉 静内高学級減は慎重に 地域の実情や希望に理解を
【苫小牧発】道教委は11日、第2回公立高校配置計画地域別検討協議会(日高学区)をオンラインで開催した。学区内の小中高校や町教委、経済団体等から48人が参加。協議では、静内高校の学級減に対し...(2024-07-29) 全て読む
「いじめ見逃しゼロ」へ道教委 ミーティング参加募集 8月23日高校生が意見表明
道教委は、高校生がいじめ問題の対応について話し合う「2024カフェミーティング」を8月23日午後7時から開催する。テーマは「いじめ“見逃しゼロ”に向けて、学校にしてほしいこと」。参加者を8...(2024-07-26) 全て読む
がん教育の外部講師活用へ 道教委が手引を公開 派遣フローや授業例を紹介
道教委は「学校におけるがん教育の手引」を作成し、ホームページで公開した。学校でがん教育を進めるポイントのほか、外部講師を活用して授業を行うための手順や各校種における授業実践の例を掲載。がん...(2024-07-26) 全て読む