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旭工情報技術科が学校魅力化推進　Ｖチューバー活動展開　ユーチューブに動画投稿等
（学校 2024-08-22付）

旭川ユカラと共にＹｏｕＴｕｂｅ甲子園に出場

　【旭川発】旭川工業高校（中島泰彰校長）の情報技術科では、科公認バーチャル・ユーチューバー（Ｖチューバー）「神楽テクノ」を使って学校の魅力化に取り組んでいる。前年度から開始した取組で、情報技術科の生徒たちが２Ｄモデル作成から動画の出演までを担当。情報技術科の授業で製作した機械を紹介する動画を投稿したり、旭川市ご当地Ｖチューバー「旭川ユカラ」と共に全国高校生動画コンテスト“ＹｏｕＴｕｂｅ甲子園”に出場したりして、同校の魅力を発信している。

　取組は、同校の魅力化推進活動の一環で、市内外に情報技術科のことを知ってもらうことを目的に前年度から実施。カリキュラムにＣＧ制作やプログラミング等を用意する同科を体現するものとして、ＣＧで作成したアバターを使って科の魅力を発信する路線にかじを切った。

　「神楽テクノ」のキャラ設定や２Ｄモデル作成、声の出演など動画制作における全ての準備を情報技術科の生徒たちが担当。複数回にわたってブラッシュアップを重ねた結果、“神楽テクノ”が誕生した。

　名前の由来は、同校が旭川市神楽地区に近いことから“神楽”、情報技術科を英訳すると「インフォメーション・テクノロジー」となることから“テクノ”を取って合わせたものとなっている。

　普段の動画では、ことし３月に卒業した生徒が作成した２Ｄモデルを使用。ＹｏｕＴｕｂｅ甲子園では、同校のインターンシップの受け入れ先として関わる北海道地図㈱がモーションキャプチャー等を貸し出してくれたことで３Ｄモデルで出演した。

　具体的な活動では、ユーチューブ上に開設したチャンネル「旭川バーチャル工業高校（旭工情報技術科）」に動画を投稿。小中学生向け体験授業の予告動画や授業で製作した機械を動かして、同科の授業内容を紹介する動画などをアップしている。

　また、前年度の全国高校生動画コンテスト“ＹｏｕＴｕｂｅ甲子園”に旭川市ご当地Ｖチューバ―「旭川ユカラ」と共に出場し、旭川市や同校の魅力を全国にＰＲする活動も行った。

　本年度からは活動の幅を広げ、授業の解説動画や旭川工業高付近の飲食店などを紹介する動画をアップする予定。

　活動の顧問を務める花田健教諭は「活動の幅が広がることで様々な動画をアップすることができるから、動画を見て入学を検討する中学生などが増えれば」と期待する。

　声の出演を務める生徒は「バーチャルでも目線も動くから、台本を見て目線が下にならないようにせりふを覚えたり、２代目声優として初代の人と変わらないように演技を近づけたりすることを頑張りたい」と意気込みを語った。