札幌市教委　フューチャープラン　日頃の悩みなど交流　臨時教員１４０人が研鑚積む

（札幌市 2024-08-27付）

　札幌市教委は２０日、市内のちえりあでＳＡＰＰＯＲＯ　ＦＵＴＵＲＥ　ＰＬＡＮ共通研修第２日を開催した。市内の臨時的任用教員約１４０人が受講。授業づくりや児童生徒理解など、日頃の実践の中で感じた悩みや実践などを交流した。

　市内の臨時的任用教員（時間講師を除く）を対象に３年度から開設した研修。教職への自覚と使命感を養うとともに、学校教育における基礎的・基本的な知識および技能を身に付け、実践的指導力の向上を図ることを目的としている。

　臨時的任用教員も研修計画・研修体系に位置付け、市の教育施策等について早期から把握してもらうことをねらっている。

　２日間の共通研修と選択研修３講座を全て受講することで修了証が発行され、次年度以降の初任段階における研修の一部が免除される。

　第２日は「ミライ×かいわの森」と題し、日頃の実践や悩みなどを交流する機会とした。これまでの教育活動を振り返り、新たな目標やモチベーションにつなげていくことなどをねらった。

　テーマは①授業づくり、授業改善②児童生徒理解、学級経営③特別な支援を必要とする児童生徒への対応―の３点。参加者はグループに分かれて交流した。

　授業づくり、授業改善に関する交流では「子どもに見通しを持たせるにはどうすれば良いか」「子どもの実態に合わせた指導が課題」などの悩みのほか「ゴールや評価を明確にするために、シラバスをつくって配布している」「授業中の生徒の反応を見て重点的に指導すべきポイントを把握している」などの実践を出し合った。

(札幌市 2024-08-27付)