給食の実施状況等確認　第１回札幌市学校給食運営委

（札幌市 2024-08-28付）

　６年度第１回札幌市学校給食運営委員会が２１日、市内のＳＴＶ北２条ビルで開かれた。委員１３人が出席し、市内における学校給食の実施状況などについて情報共有した。

　はじめに、委員長に札幌市小学校長会の平澤淳志副会長（円山小校長）、副委員長に市ＰＴＡ協議会の先名孝亘副会長を選出した。

　議事に移り、市教委担当者が学校給食の実施状況等を説明した。

　６年度の学校給食費は、１食単価が小学校低学年で２６９円、中学年で２７４円、高学年で２７７円、中学校で３２８円。近年の物価高騰に伴い、食材費の高騰分について、１人当たり年６０００～８０００円程度を公費負担で賄うことを示した。

　予算額は９億３２００万円。５年度決算見込み額５億９４１５万円を大きく上回っている。

　委員からは「ただ栄養を取ればいいものではなく、地場産物や旬の食材、行事に関係する献立の大切さを伝えたい。食材費が高騰する中で、現状ではそれが難しくなってきている」「家計が厳しい家庭もある中で、公費負担はありがたい」などの意見が上がった。

　今後、市教委から７年度学校給食費について諮問を受け、１０月ごろの第２回以降の委員会で協議する予定。市教委が現在検討を進めている「学校給食における食物アレルギー対応の手引」の改訂、持続可能な学校給食の在り方などについて協議の機会を設ける。

(札幌市 2024-08-28付)