豊平川の魅力を体感　中央小児童が環境学習に参加

（札幌市 2024-08-29付）

　札幌市立中央小学校（冨波修校長）の児童と保護者約３０人は２０日、豊平川で開催された小学生対象の環境学習イベント「豊平川の冒険」に参加した。川の生き物観察などを楽しみ、地域の魅力を感じた。

主催は中央小地域連携協議会。児童に身近な豊平川の自然を体験してもらうため、札幌市のコミュニティ・スクール推進事業の一環として初のイベントを行うことになった。

　また、企画・運営は昨年、中央小の近隣に社屋を移転した市内の建設コンサルタント・（株）エコテックが担当。数ヵ月前から中央小とイベント開催に向け準備を進めてきた。

　当日は児童と保護者を合わせて約３０人が参加。札幌市内豊平川緑地の南１条少年野球場に集合した。

　参加者はライフジャケットを身に着け、同社の社員と共にたも網を持って川の中へ。最初は恐る恐る水に入っていった児童もすぐに慣れ、スムーズに歩けるようになった。

　続いて社員の指導を受けながら生き物観察。水草のそばや石の下などにいる魚などを見つけるとうれしそうに網ですくった。

　すくった生き物は水槽に入れ、社員がウグイ、シマウキゴリなど生き物について説明し「カジカとハゼの違いは？」などと質問。児童は、質問に答えながら川の生き物の生態を楽しく学んだ。

　児童の一人は「とても楽しかった。たくさんの生き物を見ることができて良かった」と話した。

(札幌市 2024-08-29付)