DXハイスクールの岩農高 農薬散布ドローン導入 水稲班実演 今後は操縦訓練予定(道・道教委 2024-09-27付)
DXハイスクールの岩濃校ドローン導入
【岩見沢発】岩見沢農業高校(野村博之校長)は、㈱NTT e―Drone Technologyが開発したドローン「AC101connect」を導入した。10日には、農業科学科2年生水稲班がデモンストレーションを行った。今後は同校教諭がインストラクターの資格を取得し、生徒へ操縦訓練を行う予定となっている。
文部科学省の高校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の指定を受けたことによるもの。本年度は、農業科学科・農業土木工学科の教員がライセンスおよびインストラクターの資格の取得を予定。7年度から、生徒が操縦士の資格を取得できる教育課程の編成を目指している。
はじめに、同社の小島公博氏が農薬散布用ドローンについて解説。送信機の画面上で散布範囲を設定し、散布幅5㍍に合わせて自動航行することなどを伝えた。
操縦は農業ドローン協会の小林伸之輔氏が担当。生徒たちに手元の送信機を見せながら、同校のほ場に水をまいた。
水稲班代表の中田健介さんは「実家が農家で地域全体でドローンを扱っているため、ライセンスを取得したいと思い、勉強をしている。説明を受け、実際に航行しているドローンを見ると、将来、地域で必要な力なのでさらに興味が湧いた」などと高い意欲を見せた。
今後、農業科学科の髙橋英明教諭がドローンのインストラクターの資格を取得し、生徒へ操縦訓練を行う予定。
髙橋教諭は「就農予定の生徒たちがスマート農業を担い、リーダーとして成長することに期待ができる。これをきっかけに、取組に関する新たな発見をし、さらなる成長をしてほしい」と期待している。
(道・道教委 2024-09-27付)
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