環境教育人材の有効活用へ 道がマッチング体制を構想 名簿作成し派遣調整を計画
(道・道教委 2024-09-25付)

 道は、環境教育に関する人材や地域コーディネーターの情報を整理・集約化し、地域、学校、事業者とのマッチングを図る「地域環境教育人材プラットフォーム(仮)」の構築を計画している。自然、ゼロカーボン、循環型社会などの担当分野、活動地域を整理した人材リストを新たに作成するとともに、要請を受けて人材を派遣する窓口を新設。環境教育人材を有効に活用する仕組みを構築する。早ければ6年度末からの運用開始を構想している。

 道は環境教育に関する様々な人材の育成に取り組んでいる一方、育成した人材が十分に活用されておらず、市町村・学校との連携・協働の推進コーディネーターの育成が課題となっている。

 このため、教育を行う側と受ける側の双方向型のマッチングと環境教育人材を有効に活用する仕組みとして同プラットフォームの構築を計画。公益財団法人道環境財団などの外部中間組織や道関係部署からの情報提供を受けて「北海道環境教育人材リスト(仮)」を作成し、環境教育に関する人材やコーディネーターの情報を整理し、対応できる取組や謝金・旅費などの対応条件などをまとめる。

 マッチングの仕組みとして「環境教育ワンストップ窓口(仮)」を新設。相談・要請を受けて道が人材リストから適切な人材を選定・紹介する仕組みとする。利用対象は市町村、学校、事業者、地域団体、道民を想定し、人材リストと窓口は道環境生活部ウェブページでの開設を構想している。

 さらに、ネットワークづくりに向けた「道環境教育協働サロン(仮)」の開催を計画。登録した人材を有効活用する人脈形成や環境教育を受けたい利用者とのマッチングを図る場として活用する。早ければ6年度中に試行し、7年度からの定期開催を検討している。

 これらの取組は次年度からスタートする第3次道環境教育等行動計画に盛りみ、道環境教育等推進懇談会での参加者の意見を踏まえ具体的な内容を固める。

(道・道教委 2024-09-25付)

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