紋別市地域クラブ準備委員会　期間型種目創設など協議　吹奏楽は７年度中に移行へ

（市町村 2024-10-15付）

紋別市部活動地域移行検討会議

　紋別市地域クラブ準備委員会（会長・牧野昌教紋別市教委教育長）は９日、市文化会館で第４回会議を開催し、地域クラブのモデル案を協議した。アンケートで希望の多かったバドミントンのほか、期間型種目のフリークラブ（仮称）を創設するなど今後の方針を確認。吹奏楽部の地域文化クラブ化は７年度中の移行を目指して準備を進めていくことに概ね合意した。

　地域文化クラブやスポーツクラブなどの関係団体、市Ｐ連、中体連などの関係者が参加した。

　会議では地域スポーツクラブの移行時期について、前回会議で示した８年の４月、９月の２パターンのいずれにも対応できるよう情報収集・整理を行っていくこととした。

　児童生徒、保護者の周知スケジュール案も示し、説明会を７年９月ごろ、地域クラブ体験会を８年１、２月ごろに実施する計画を示した。

　また、児童生徒アンケートの結果に基づき、バドミントンや期間型種目のフリークラブを創設するなど今後の方針を確認。指導者の確保や生徒の移動時間を考慮し、活動時間は午後４時３０分、５時、６時の３パターンを想定する案を示した。

　吹奏楽の地域文化クラブ化に関しても協議。生徒が混乱することのないよう、秋の定期演奏会開催後の新しい体制となる７年１２月ごろの移行を目指すことに概ね合意した。

　これまで中学校合同での活動がなかったことから、本年度の市民芸術祭で合同演奏の機会を創出するなど統合に向けた準備を進めていく。

　出席者からは、いじめなどの生徒指導に関わる事案発生時の対処方法を明確化する必要性が指摘されたほか、移動手段として活用できるよう自転車通学の是非を校長会などで検討することを提案した。

　次回会議は１２月８日に開催。種目や実施期間、指導者の登録・養成制度、今後取り組む地域クラブモデルの実証など今後の方針を検討する。

(市町村 2024-10-15付)