中学校英語弁論道央大会　附属札幌中　伊藤さん１位　藤女子中・村田さんと共に全国へ

（札幌市 2024-10-24付）

伊藤さん（前列中央）と村田さん（前列右から２人目）が上位に入賞した

　高円宮杯第７６回全日本中学校英語弁論大会北海道地区予選大会道央大会が９月中旬、ホテルライフォート札幌で行われた。札幌および近郊に在住する中学生１０人が流ちょうな英語を披露。道教育大学附属札幌中学校の伊藤香一さん（３年）と藤女子中学校の村田光優さん（３年）が上位に入賞し、１１月下旬に東京都で行われる中央大会への出場を決めた。

　大会は（株）読売新聞社と日本学生協会（ＪＮＳＡ）基金が主催。国際性豊かな青少年の育成に向け、生徒の英語の上達と普及、世界文化の発展、国際親善に寄与することを目的に開催。

　当日は札幌市中学校英語教育研究会（三上寛晃会長）が運営を務めた。

　地区代表として中央大会への出場権を手にした２人のうち、１位に輝いた附属札幌中の伊藤さんは、小学６年生の時に体験した様々な経験を回顧し、自信を得るために必要な考え方や行動力をスピーチ。「自ら一歩を踏み出す勇気を持ち、努力し、自分の能力を過信しないことが大切」と訴えた。

　２位に入賞した村田さんは、気候変動が生活に及ぼす影響を危惧し、地球を守るために必要な考えを述べた。「私たちにできることは限られているが、地球に生きるものとして環境に優しい選択をし続けることが重要」と、一人ひとりの意識啓発を促した。

　札幌大学の御手洗昭治名誉教授は、スピーチに必要な四つの機能をポイントに講評。「情報を与え、印象に残り、楽しかったと思わせることを意識したスピーチが展開できていた」などと生徒たちの活躍をたたえた。

(札幌市 2024-10-24付)