北見工業高建設科１年生　建設業の魅力を理解　オホーツク二建会基礎講話

（学校 2024-10-25付）

北見工業高園説基礎講話

　【網走発】北見工業高校（佐藤靖尚校長）建設科１年生１４人は１８日、同校でオホーツク二建会の建設基礎講話を受講した。建設業界で働く魅力、土木工事や建築工事の役割、業務内容などを解説する講話を聴講したほか、チームワークづくりに役立つマシュマロ・チャレンジに挑戦。建設業の魅力ややりがいを学び、今後の進路選択に生かした。

　建設基礎講話は、管内建設業の若手経営者で組織するオホーツク二建会が同校建設科１年生を対象に毎年実施。

　２年進級時における土木、建築のコース選択を前に、二建会による実際の建設現場に関する講話を通して、働くことの意義や目的を理解し、勤労観・職業観を身に付けることを目的に、毎年、工業技術基礎の授業として行っている。

　当日は、二建会のメンバー１１人が来校し、小川耕佑事業委員会委員長の進行で実施した。

　まず、二建会の松谷光浩会長が「皆さんが将来、オホーツクのインフラを支え、地域を代表する建設業の技術者になっていただきたい」と呼びかけた。

　続いて、舟山亮真事業委員会副委員長、大原崇義事業委員会副委員長がそれぞれ講話を行った。

　舟山副委員長は、建設業のやりがい、魅力について、社会貢献ができる、自分の仕事が地図に残る、まちの未来を描く仕事ができるなど「まちを創る喜び、支え守る誇り」のある仕事だと説明。働きやすい環境づくりが進められていることも解説し「皆さんは可能性の塊。それを建設業で生かしてほしい」と呼びかけた。

　大原副委員長は、土木が生活するためのインフラ整備をする仕事、建築が快適な住空間づくりをする仕事であると説明。建設業に携わる技術職員、オペレーター、作業員、事務職員の業務内容や必要な資格などを解説し「技術職員が少なくなっている。ぜひ技術職員を目指してほしい」と求めた。

　そのあと、マシュマロ・チャレンジを実施。マシュマロ１個、パスタ２０本、テープ９０㌢㍍、ひも９０㌢㍍、はさみ１丁を使い、頂上にマシュマロを取り付けた自立できる塔を製作するもので、生徒同士が協力しコミュニケーションを取りながら一つのものを作り上げる取組となっている。

　生徒４チームに加えチーム二建会、チーム先生も“本気で”参加し６チームで競った。

　生徒たちは、パスタを複数本合わせて強度を上げたり、丈夫な構造を考案したりと互いに相談し力を合わせて、より高い塔づくりに挑戦。６９㌢㍍の塔を完成させたチームが優勝した。

　最後に、生徒代表が「建設業の魅力ややりがいを知ることができた。マシュマロ・チャレンジでは、みんなで考えながら対応する大切さを知った。学んだことを今後の進路選択に役立てたい」とお礼を述べた。

　二建会メンバーは、生徒たちに対し１１月３０日に地区予選が開かれるコンストラクション甲子園への積極的な参加も呼びかけた。

(学校 2024-10-25付)