建設業の魅力を体感　紋別小　紋別港見学会に参加

（学校 2024-10-28付）

紋別小現場見学会重機試乗体験

　【網走発】紋別市立紋別小学校（大岩芳江校長）４年生５６人は２３日、市内の紋別港第２船溜西物揚場で湧別町の建設企業㈱西村組が開催した現場見学会に参加した。児童は重機の試乗体験や現場で使うレーザースキャナー、光波測距儀の体験などを通し建設業について理解を深め、その魅力を体感した。

　西村組は、開発局網走開発建設部発注の紋別港泊地浚渫工事、元稲府漁港外１港建設工事を施工しており、各現場の地域の小学生を対象に現場見学会を開催。その一環として、今月、紋別市内小学校を対象に現場見学会を開くことにした。

　当日は紋別小４年生５６人が紋別港について理解を深める社会科授業として参加した。

　まず、学校で西村組の職員から建設業の仕事や港湾工事の進め方、紋別港で施工している屋根付き岸壁の工事内容などの説明を受けた。

　このあと、紋別港の屋根付き岸壁に移動し、体験活動に臨んだ。

　重機の試乗体験では、西村組の職員の補助を受けながらタイヤローラーの運転に挑戦。

　現場の作業内容を理解する活動として、レーザースキャナーによる３Ｄデータ化を見学。児童は、自分たちがいる屋根付き岸壁をスキャンして作られた３Ｄ画像をモニターで見て、その精密な画像に驚きの声とともに、一緒にデータ化された自分たちの姿に歓声を上げた。

　光波測距儀の体験では、機械で計測した距離とメジャーで測った距離が一致することを確認した。

　西村組は今後、２９日に南丘小学校と上渚滑小学校、３０日に潮見小学校の児童を受け入れ見学会を開く予定。

(学校 2024-10-28付)