北海道教育の日 第17回制定行事 未来担う子を育んで 学校、地域、産業界が連携し(道・道教委 2024-11-06付)
「北海道教育の日」第17回制定記念行事
「北海道教育の日」道民運動推進協議会(倉本博史会長)は1日、ホテルライフォート札幌で第17回制定記念行事を開催した。会場、オンラインを合わせて約80人が参加。倉本会長は、学校・地域・産業界が連携を一層強めていく必要性を強調し、本道の未来を担う子どもたちの健やかな成長を育む取組が全道各地に広がるよう期待した。
北海道教育の日は「北海道の子どもたちは、道民の手で育んでいく」との思いのもと、道民全体で教育について考え、語り合い、行動する契機となる日として、平成18年に制定したもの。毎年10、11月を関連行事を集中的に行う「強調月間」に設定しており、本年度も1300件を超える各種行事が全道各地で展開される。
また、推進協議会では毎年、北海道教育の日に合わせて制定記念行事を実施。17回目となる今回のテーマは、29年度に設定した「あなたはだれかのために、何ができますか?~子どもたちに“共に歩もうとする力”を!」を継続した。
開会に当たり倉本会長があいさつに立ち、人口減少、少子高齢化の進行や地球規模で進む気候変動、DXの進展など、加速度的に変化する社会情勢に触れ「子どもたちに、自らの可能性を最大限に発揮し、希望を持って社会の中で生きていく力を身に付けてさせていくことが教育の大切な使命」と強調。「そのためには、これまで以上に学校と地域、産業界が連携を強めていくことが不可欠」とし、北海道の教育の日を契機に、本道の未来を担う子どもたちの健やかな成長を育む取組が全道各地に広がることを祈念した。
続いて来賓あいさつに立った道教委の中島俊明教育長は「つぎの世代を担う子どもたちが様々な困難を乗り越え、豊かな人生を切り拓いていくためには、自らの良さや可能性を認識することに合わせて、全ての人を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら持続可能な社会の創り手として成長していくことが重要」と指摘。道教委として、子どもたちの個性や環境等に応じた教育の実現に向け、学びの環境がより一層充実することを目指し、様々な施策に全力で取り組んでいく考えを示した。
このあと、道教委学校教育局高校教育課の髙田安利課長と道農産協会の桑名真人てん菜部長が「次世代の産業の創り手を育てるために」と題してそれぞれ講演を行った。講演の内容は8日付「北海道教育の日特集」で掲載する予定。
(道・道教委 2024-11-06付)
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