７月９～２９日に開催　国際教育音楽祭ＰＭＦ２０２５

（札幌市 2024-11-21付）

　パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌（ＰＭＦ）２０２５の開催概要がまとまった。７年度は７月９日から２９日までの２１日間で開催する。首席指揮者にはドイツ音楽の巨匠マレク・ヤノフスキ氏を招聘。客演指揮者にはオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者などを務めるカリーナ・カネラキス氏が登場する。オーケストラの一員としてプロの音楽家から指導が受けられるアカデミーオーディションの応募受付は、７年１月１５日まで。

　ＰＭＦは、２０世紀クラシック音楽界の巨匠レナード・バーンスタインが札幌に遺した世界の若手音楽家を育てる国際教育音楽祭。これまで３０年以上にわたって、世界７９ヵ国に延べ３８００人以上の優秀な音楽科を輩出し、未来のクラシック音楽を担う人材の育成に貢献してきた。

　３５回目の開催を迎える次年度は、７月９日のオープニングナイトを皮切りに２１日間の会期を設定した。

　２６日から２日間は首席指揮者としてヤノフスキ氏が初参加。シューマンの交響曲第３番変ホ長調「ライン」などを指揮する。

　９、１２、１３日の３日間は、客演指揮者としてカネラキス氏が参加。マーラー交響曲第１番ニ長調「巨人」などの演奏を率いる。１２日から２日間はバイオリニストの五明佳廉氏が出演する。会場は札幌コンサートホールＫｉｔａｒａや札幌芸術の森をはじめとする市内や道内各地のコンサートホールなど。

　また、組織委員会は今月１日からオーケストラ・アカデミーオーディションの募集を開始。受験資格は７年７月１日時点で満１８歳以上２９歳以下の者としている。応募期間は７年１月１５日まで。担当者は「多くの若手音楽家に挑戦してもらえれば」と話している。

(札幌市 2024-11-21付)