札幌中央中にＮＰＯ法人など　全道を知るきっかけに　北海道遺産マップを寄贈

（札幌市 2024-12-16付）

マップを受け取った秀島校長（左）と獅々堀さん（右から２人目）

　ＮＰＯ法人日本自治ＡＣＡＤＥＭＹとイオン北海道（株）が道内の公立中学校に寄贈している北海道遺産マップが３日、札幌市立中央中学校（秀島起也校長）に贈られた。パネルを受け取った生徒は「全道をあらためて知る契機になる」と学習意欲を見せた。

　同法人は道内の子どもたちがふるさとを思い、活力ある地域づくりを目指せるよう、市町村別の北海道遺産を示したオリジナルマップをイオン北海道の協力のもと作成。５年度から道内の公立中学校へマップパネルを寄贈する「でっかい北海道産マップパネルを全ての道公立中学校に飾ろう」事業を展開している。

　本年度は公募のあった道内の公立中学校３１校にパネルが贈られた。

　中央中には、同法人の谷一之顧問とイオン北海道の水上正晶エリア推進担当部長、佐々木晃市営業本部付特命部長らが来校。秀島校長と獅々堀瑛斗さん（２年）に対し「自分たちの住む地域に７０以上の遺産があることを伝えたい」との思いを述べ、パネルを手渡した。

　獅々堀さんは「札幌にしか住んだことがない中、パネルを見ることで全道をあらためて知るきっかけになる。知床に足を運んでみたい」と声を弾ませた。

　贈られたパネルは、生徒の行き交う頻度が高い４階多目的室前に設置する。

(札幌市 2024-12-16付)