札幌中央中で大同舗道　パラスポーツ　魅力体感　特支学級生徒が車いすラグビー

（札幌市 2024-12-12付）

　札幌市立中央中学校（秀島起也校長）で６日、車いすラグビー体験会が開かれた。市内の建設業・大同舗道（株）（札幌、金子立一社長）が社会貢献の一環として行ったもの。特別支援学級の生徒約２０人が参加し、パラスポーツの魅力を体験した。

　同社は、バリアフリー工事などを請け負っていることから、社会貢献活動の一つとしてパラスポーツの普及に取り組んでいる。

　（株）エムブイピークリエイティブジャパンの大海恵聖代表、道内を拠点に活動する車いすラグビーチーム・シルバーバックスと連携し「パラスポーツすごろく」を贈る活動や車いすラグビー体験会の開催を全道各地の学校で進めている。

　今回、日本代表入りした経験を持つ日向顕寛選手が来校し、特別支援学級の生徒約２０人と交流した。

　生徒たちは実際に競技で使用する車いすに乗り、日向選手の全力のタックルを受けた。車いす同士がぶつかる大きな音と衝撃を体験し「びっくりした！」「すごかった！」と興奮した。

　同時進行で測量体験を展開し、金子社長らが測量機器の使い方や測量の役割などを伝えた。

　最後に、パリパラリンピックで金メダルを獲得した池崎大輔選手がサプライズで登場。「周りの人に感謝しながら、いろいろなことを経験してほしい」と生徒たちにエールを送った。

　参加した生徒は「タックルの衝撃が印象に残っている。貴重な体験ができて楽しかった」「大同舗道の説明で、アスファルトや点字ブロックが思ったより重いことが分かった」などと感想を話した。

　金子社長は「今後も継続し、子どもたちに体験機会を届けていきたい」と展望を示した。

(札幌市 2024-12-12付)