市内２企業に感謝状　札幌市　絵本基金寄付で

（札幌市 2024-12-12付）

あずまや質店

　札幌市子ども未来局は、（株）あづまや質店とネッツトヨタ札幌（株）の市内２企業に対し、絵本基金「子ども未来文庫」の寄付に対する感謝状を贈呈した。佐藤学局長は子どもたちの健全育成への貢献に謝意を示した。

　１１月下旬に同局で行われた感謝状贈呈式にはあづまや質店の山屋総一朗専務取締役が出席し、絵本４１冊を寄贈した。山屋専務は、ことし８月に寄贈を行った札幌市立資生館小学校の縄乃々香さんの姿勢に影響を受け、企業として寄贈を決意。佐藤局長は「子どもたちに感謝の気持ちを届ける橋渡し役として思いを届ける」と謝意を示した上で、感謝状を贈呈。山屋専務は「市の子どもたちに貢献したいと思っていた矢先に、基金の存在を知った。本は未来の貯金になる。子どもたちにとって本を読む機会が広がり、知識を蓄えてほしい」と願った。

　２日には、ネッツトヨタ札幌から鎌田直之社長をはじめ６人の社員が同局を訪れ、約５０万円相当の絵本を寄贈した。同社は今回で３回目の寄贈。木育の観点から別の基金を活用し、子どもたちへ木の玩具を贈るなど、市内の子どもたちの健全育成に強い貢献の意欲を示している。

　贈呈式後、佐藤局長との懇談では、同局が展開する子ども向け就労体験イベント「こどものまちミニさっぽろ」が話題に上った。鎌田社長は、子どもが幼少期から働く意義を感じられるイベントに関心を抱き「車に興味を持つ子も多い中、将来の担い手確保には魅力的な体験。絵本基金も含め、協力したい」と意欲を見せた。佐藤局長は「様々な形で末永く協力いただければうれしい」と謝意を示した。

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(札幌市 2024-12-12付)