毎日が「楽しい学校」に　札幌手稲山口小　５０周年記念式典

（札幌市 2024-12-10付）

　札幌市立手稲山口小学校（櫻田悟校長）は２２日、同校で開校５０周年記念式典と祝う会を執り行った。開校当時の出来事などをクイズ形式で振り返り、５０年にわたる同校の歴史に理解を深めた。

　同校は昭和４９年度、手稲鉄北小学校から６２６人の児童を迎えて開校。本年度現在、６１２人の児童が在籍し、学校教育目標「たくましい人間の育成」「皆が認め合い幸せになれる、温かくて楽しい学校」のもと特色ある教育活動を進めている。

　式辞に立った櫻田校長は「これからも皆さんと共に力を合わせ、新たな一歩を踏み出していきたい」と決意を示した。

　来賓として、市教委の菅野智広教職員担当部長があいさつ。学校教育目標の一つ「楽しい学校」づくりに向けて「児童会を中心に、自分たちの手で様々なことをつくり上げていってほしい」と呼びかけた。

　また、児童会長の佐藤叶乙さん（６年）が「５０周年で思うこと」と題して作文を発表。５０年という歴史の偉大さを実感したことなどに触れ「これからも毎日が楽しい手稲山口小学校が続いていってほしい」と願った。

　式典後の祝う会でははじめに、児童たちがお祝いの言葉を述べた。１年生は「なかよし」、４年生は「四子奮迅」など各学年のテーマを発表したあと「５０周年おめでとう」と全員で伝えた。

　また、クイズ形式で学校の歴史を振り返るコーナーを実施。かつてはリコーダーに力を入れていたこと、ピーク時には１３００人もの児童が在籍していたことなど、様々な出来事を学んだ。

　さらに、札幌手稲高校の久保肇校長、石狩市立南線小学校の渡會朋広校長、札幌市立前田中央小学校の西尚美校長ら活躍する卒業生が来賓として出席していると紹介されると、児童たちから歓声が上がった。

　同じく卒業生の北海道日本ハムファイターズの福田俊選手からもメッセージ動画が寄せられ、盛り上がりを見せた。

　最後に、児童たちはペンライトを手に記念歌「エール」を合唱。シャボン玉が舞う幻想的な演出の中でお祝いの気持ちを表現した。

(札幌市 2024-12-10付)