【解説】同級生等が性的画像作成(解説 2025-12-23付)
生成AIや画像加工アプリ等を活用し、実在する児童生徒の性的画像を作成する「性的ディープフェイク」による被害が問題になっている。警察庁の調査によると、1~9月の相談事案は79件。加害者の約半数が被害者と同級生・同じ学校の児童生徒で、多くは学校内の人間関係の中で行われている実態が分かった。
相談事案79件の詳細をみると、生成AIを使用したものが17・7%、画像加工アプリが2・5%、不明が79・7%だった。
被害児童生徒は高校生が31・6%、中学生が51・9%、小学生が5・1%、その他が11・4%。中高生が全体の8割以上を占めた。
被害者と加害者の関係は、同級生・同じ学校の児童生徒が53・2%、SNS等を通じた知人が6・3%、不明が34・2%、その他が6・3%となっている。
相談・被害者の心情に配慮しつつ、事案の内容に応じて名誉毀損、わいせつ物頒布等での検挙や指導警告などを行ったという。
具体的には、生成AIを使用した性的画像の作成を有料で請け負う成人男性が、男子高校生から依頼を受けて女子生徒の性的画像を作成。男子高校生の承諾を得て画像をSNS上で公開し、拡散した事例があった。
複数の男子中学生が、学校のタブレット端末で閲覧可能な行事アルバムから女子生徒の画像を使用し、生成AIで性的画像を作成。グループ内で共有していたものもあった。
警察庁は、内閣府、こども家庭庁、文部科学省の関係府省庁と連携し広報啓発資料「そのAIの使い方、犯罪かも…」を作成。加工・作成した性的画像のSNS投稿や共有がトラブル、犯罪、人権侵害につながる可能性があると注意喚起している。
(解説 2025-12-23付)
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