【解説】生成AIの学習利用進む
(解説 2025-12-17付)

 生成AIを活用した高校生は87・6%に上ったことが㈱ベネッセコーポレーションの調査で分かった。分からない問題の解決方法として6割、悩んだ時の相談相手として3割が利用しており、デジタルによって学習・相談の在り方が大きく変化している。

 調査は全国の高校1~3年生756人から回答を得た。

 よく聞いた・使った言葉では「~界隈」が上位に挙がった。SNSで趣味や価値観のコミュニティーが形成される中、自分が属する世界を指す言い回しとして広がっていると分析する。

 流行したモノ・コトではSNSの「BeReal」が1位。話題になった人は、プロ野球の大谷翔平選手、高市早苗首相と続いた。注目したニュースは「初の女性総理大臣誕生(30%)」が首位。物価高やコメの価格高騰など家計負担に関わる項目も多く選ばれた。

 最も悩んだことは「進路・受験(30・8%)」「勉強のモチベーション維持(16・7%)」「勉強の仕方(14・4%)」「部活との両立(13%)」「自分の将来(8・9%)」と続いた。

 悩んだ時の相談相手(複数回答)は「家族(51・8%)」「友達(48・2%)」が多いが、「生成AI」が28・8%を占めた。

 学習面での生成AIの活用方法(複数回答)は「わからない問題の解き方を質問」が86%、「難しい用語や概念を分かりやすく説明してもらう」が53%と多い。関連問題の作成、勉強計画の立案、モチベーション向上の声かけなど、多様な活用が広がっている。

 学習スタイルの変化では「AI活用が増えた(43・1%)」「動画・アプリなどデジタル活用が増えた(27・9%)」が7割を占める一方、紙教材中心の従来型を続ける高校生が20・5%とデジタルとアナログの併存が続いている。

(解説 2025-12-17付)

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