【解説】業務の適切な実態把握を
(解説 2026-02-04付)

 道教委は、1月29日の教育委員会で学校における働き方改革北海道アクション・プランに係る7年度取組状況調査結果を報告。委員からは、業務の持ち帰りの実態を中心に大きな関心が集まった。

 委員の一人は、持ち帰り業務の内容について「多くは授業準備や教材研究ではないか」と分析。学年や分掌業務と比べ、個人的な業務のため後回しにしがちなこと、生徒の個人情報などが関わらないため持ち帰りやすいことなどを背景として挙げた。

 「業務の大胆な見直し、引き算が難しい以上、どのように授業準備の時間を確保していくかが課題になってくる」と、対応の必要性を訴えた。

 日教組が昨年9~10月に実施した調査結果によると、持ち帰りを行った教員の業務内容(複数回答)は「授業準備」が最多の89・9%に上る。次いで多かった「学年・学級経営」(45・6%)と比べると大きく差が開いている。

 持ち帰る理由は「仕事が終わらないから」「遅くまで学校で仕事ができないから」などが多く、時間外在校等時間の縮減に努める中で、本来業務に時間を割くことができないもどかしさが浮かび上がる。

 給特法の改正を受け、文部科学省は昨年9月、学校の働き方改革に関する指針を改正。業務の持ち帰りは本来行わないことが原則と明記した。

 時間外在校等時間の上限時間の順守、目標の達成が目的化し「自宅等に持ち帰って業務を行う時間が増加することは、厳に避けなければならない」と訴えている。

 学校における働き方改革はつぎのフェーズに進みつつある。持ち帰り業務を含め時間外在校等時間の実態を適切に把握した上で、より一層の業務縮減に向けた取組が求められる。

(解説 2026-02-04付)

その他の記事( 解説)

【解説】若者の投票率 43%に上昇

 総務省は、8日投開票の第51回衆議院通常選挙における18・19歳の投票率を公表した。投票率は43・11%で、前回衆議院選(6年10月27日開票)の39・43%から3・68ポイント上昇した。...

(2026-02-13)  全て読む

【解説】社会人入職へ新たな枠組み

 中教審教員養成部会のワーキンググループは9日、社会人等を対象にした大学院における教職課程の在り方を巡り、特別免許状を主軸とする新しい枠組みの活用を提案した。一定の実務を経て普通免許状に上進...

(2026-02-12)  全て読む

【解説】クマ被害 若者の意識調査

 クマの獣害や遭遇時の安全対策に関する教育について、若者の55・8%が「受けたことはない」と回答していることが、日本財団の18歳意識調査で分かった。若者の多くがクマ被害の深刻さを認識しており...

(2026-02-10)  全て読む

【解説】部活動・地域クラブの取扱い

 スポーツ庁は6日、次期学習指導要領における部活動・地域クラブ活動の取り扱いに関する検討ワーキンググループの初会合を開いた。地域クラブ活動の位置付けや定義を明らかにするとともに、部活動と地域...

(2026-02-09)  全て読む

【解説】潜在的指導者の開拓を

 部活動の地域展開は、専門性の高い指導やニーズに応じた多様な活動機会を生む可能性がある。一方、部活動が担ってきた教育的意義の変質、拙速な取組が子どもの体験格差の拡大につながることも懸念される...

(2026-02-06)  全て読む

【解説】いじめの有無 再確認を

 SNS上における暴行動画の拡散を受け、文部科学省は1月30日付で、各都道府県・指定都市教委に対して緊急対応を求める通知を送付した。7年度中に暴力行為やいじめの有無を再確認するとともに、情報...

(2026-02-03)  全て読む

【解説】子の自殺 過去最多の532人

 7年における子どもの自殺者数は、前年比3人増の532人と過去最多を更新したことが、警察庁・厚生労働省の統計調査(暫定値)で分かった。500人を上回るのは4年連続。自殺者の総数が減少傾向にあ...

(2026-02-02)  全て読む

【解説】運動安全対策の手引策定

 スポーツ庁は「運動・スポーツにおける安全対策の評価・改善のためのガイドライン(試行版)」を策定した。運動・スポーツの実施者や指導者、イベント主催者など5分冊で構成。日常的な体づくりや準備運...

(2026-01-30)  全て読む

産官学で人材像共有を

 文部科学省は、高校教育改革に関する基本方針(仮称・グランドデザイン)骨子に対する関係団体の意見結果をまとめた。先導校のみならず公立校全体の充実・底上げを求める声や、地域の産官学が一体となっ...

(2026-01-29)  全て読む

大学生の内定率 84・6%

 文部科学省と厚生労働省は、8年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(昨年12月1日現在)をまとめた。大学生の就職内定率は、前年同期から0・3ポイント上昇して84・6%となった。深刻な人手不...

(2026-01-28)  全て読む