大学生の内定率 84・6%(解説 2026-01-28付)
文部科学省と厚生労働省は、8年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(昨年12月1日現在)をまとめた。大学生の就職内定率は、前年同期から0・3ポイント上昇して84・6%となった。深刻な人手不足を背景に、企業の積極的な採用姿勢が続いており、高い水準が続いている。
国公私立大学62校、短大20校、高専10校、専修学校20校を抽出して調査した。
国公立大の就職内定率は2・2ポイント上昇して86・6%、私立大は0・3ポイント下降して84・0%。
文系・理系別では、文系が0・1ポイント下降して84・1%、理系が1・8ポイント上昇して86・8%。このうち国公立の理系は5・6ポイント上昇して86・6%となった。
男女別では、男子が増減なしの83・3%、女子が0・7ポイント上昇して86・2%となり、女子がやや高い傾向になっている
高等専門学校の就職内定率は2・9ポイント下降して93・3%、専修学校(専門課程)は6・1ポイント上昇して78・9%、短大は1・4ポイント上昇して66・6%だった。専門学校を含めた総計の内定率は82・9%となっている。
地域別では、中国・四国地区が88・7%で最高となった一方、北海道・東北地区の70・8%で最も低く、依然として地域間の開きがある。
採用難を裏付けるように、民間企業の経営環境は厳しさを増している。㈱帝国データバンクの調査によると、7年の人手不足倒産は427件となり、3年連続で過去最多を更新した。特に建設業や物流業での深刻さが際立っている。
企業の意識調査でも、8年の懸念材料として「人手不足」を挙げた企業の割合は44・5%に上り、経営に影響する重要課題として捉える実態が浮き彫りになっている。
(解説 2026-01-28付)
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