【解説】少年非行等の概況―8月末(解説 2015-09-29付)
ことし八月末までに道内で検挙・補導された非行少年は一千三十二人(うち女子百三十八人)で、前年同期に比べ百二十七人減少したことが、道警本部少年課がまとめた「少年非行等の概況」で分かった。
内訳は、刑法犯が百三十八人減の九百二十七人(うち女子百二十四人)、特別法犯が十六人増の九十八人(同十四人)、ぐ犯少年が五人減の七人(男子のみ)。
飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年として、三百八人(二・八%)増の一万一千四百四十五人(うち女子三千百七十四人)が補導された。
刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が六十二人減の五百五十九人で、全体の六〇・三%を占め、その手口は、万引きが二十八人減の三百六十一人で、最も高い割合(六四・六%)となっている。
学職別では、中学生が九十九人減の三百五人、高校生が五十人減の二百三十五人と、中・高校生で全体の五八・三%を占めた。ほかに、小学生が十九人増の百三十六人、その他の学生が十五人減の六十三人、有職少年が十二人増の百二十四人、無職少年が五人減の六十四人。
特別法犯で検挙された九十八人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ法が三人増の二十一人、軽犯罪法が六人増の十八人、道育成条例が四人減の十人など。
薬物乱用によって補導された少年は八人と、昨年の四倍にのぼった。
一方、福祉犯の検挙人員は二百六人で、二人減少。被害に遭った少年は六十三人少ない百二十六人。このうち、児童、生徒、学生は九十二人で被害者全体の七三・〇%を占めた。
また、出会い系サイトなどを利用して福祉犯被害を受けた少年は、百二十六人中四十七人で、前年同期に比べ五人減少した。
(解説 2015-09-29付)
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