3定道議会予特で柴田教育長 道独自の英語検定導入へ 子ども自身が到達度を把握(道議会 2015-10-01付)
道教委は、小・中学校の英語教育にかかわって、道独自の英語検定導入に向けた検討に着手する。三定道議会予算特別委員会第二分科会(九月二十九日)で柴田達夫教育長が柿木克弘委員(自民党・道民会議)の質問に答えたもの。柴田教育長は「子どもたちが自ら学習の到達度を把握できる検定などに取り組むことは、学習の振り返りにつながり、学習意欲や英語力の向上を図る上で大切」との認識に立ち、「子どもたち自身が英語学習の到達度を把握できる仕組みなどについて検討を行い、道独自の検定の導入に取り組んでいく」と答弁した。
質疑の中で、道教委は、小学校教員の英語指導力向上のため、国の「英語教育推進リーダー中央研修」に参加した教員が英語教育推進リーダーとなり、道内すべての学校の中核教員に対して研修を実施していると説明。
今後、各学校で中核教員が授業公開するなど、校内研修充実に向けた具体的な支援を行うこと、小学校の英語教育に関する資料をWeb上に掲載すること、指導主事の学校訪問等を通して、小学校教員の英語力向上や指導力向上を図ると表明した。
また、有識者などからの意見を得て、生徒の英語力に関する目標を設定し、その達成に向け、これまでの取組の検証や小・中・高の各段階を通じた英語教育の充実方策について検討を行うためのワーキンググループを庁内に設け、作業に着手したと説明した。
柿木委員は「道独自の英語検定をつくってみてはどうか」と提案した。
これに対し、柴田教育長は「今後設定する中学校、高校における英語の成果目標の達成に向けて、子どもたちが自ら学習の到達度を把握できる、いわゆる検定などに取り組むことは、学習の振り返りにつながり、学習意欲や英語力の向上を図る上で大切なこと」との考えを示した。
その上で、「今後、有識者などからの意見も伺いながら、子どもたち自身が英語学習の到達度を把握できる仕組みなどについて検討を行い、道独自の検定の導入に取り組んでいく」と答弁した。
(道議会 2015-10-01付)
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