上川管内校長会が３地区で研修会　学校経営の課題解決探る　講話や部会での話題提供等

（関係団体 2015-08-05付）

　【旭川発】上川管内校長会（松永博一会長）は七月二十八～三十日にかけて、管内の北・中・南部の三ヵ所で地区研修会を開催した。三地区合わせて百一人が参加。講話や部会での話題提供などを通して、各地域・学校における学校経営上の課題解決の方策を探るとともに、校長としての資質向上に努めた。

　二十八日に東川町農村環境改善センターで、東川町校長会主管、東川町教委後援の中部地区研修会を開催した。二十九日は中富良野町ふれあいセンター「なかまーる」で、中富良野町校長会主管、中富良野町教委共催の南部地区研修会を実施。三十日には和寒町公民館で、和寒町校長会主管、和寒町教委後援の北部地区研修会を開いた。

　中部地区で二十九人、南部地区で四十人、北部地区で三十二人の計百一人が参加した。

　各地区において、冒頭、管内校長会役員があいさつ。中部地区では松永会長、南部地区では室篤宏副会長、北部地区では和田明典副会長が登壇。子どもたちの未来に責任をもつ学校経営を進めるとともに、研修の成果を今後の各学校の取組に生かすよう呼びかけた。

　つぎに、上川教育局担当者と開催地自治体の首長が来賓あいさつした。

　うち、北・南部地区では小野寺一郎局長、中部地区では木下俊吾義務教育指導監が登壇。①学力・体力の向上②生徒指導の充実によるいじめの防止③服務規律の保持徹底―の三点に努めるよう注意を喚起した。

　①について、授業に対する十分な理解や学習・運動習慣の定着が不十分なことから、家庭や地域とも連携した取組の推進を求めた。

　②では「決していじめを見逃さず、いじめから登校できるようになった成功事例をもとに、各学校で取り組んでほしい」と要請。③については、夏季休業期間を迎えたことから、職員によるスピード違反や交通事故の防止等を促した。

　つぎに、管内校長会の澤井陽一事務局長が同会の現状や、国および道教委の動向について報告した。

　このあと、講話や部会での話題提供を行い、各地域・学校における学校経営上の課題解決の方策を探るともに、校長としての資質能力向上に努めた。

(関係団体 2015-08-05付)