世界をつなぐ音を作ろう　創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委　コンピューター駆使して

（市町村 2015-08-13付）

国際芸術祭実行委　プログラミング・ワークショップ

　創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会は一日から二日間、札幌市資料館で「プログラミングワークショップ・子供編『世界をつなぐ音を作ろう―サウンドプログラミングがつなぐキミと世界』」を開催した。小学三年生以上から高校生までを対象に、手のひらサイズのコンピューターを使った曲作りを楽しんだ。

　同委員会では、札幌国際芸術祭（ＳＩＡＦ）２０１７を市民と作り上げていくため、ＳＩＡＦラボの活動を開始している。同イベントは、この活動のうち、小学三年生から高校生までを対象に行っている「コドモのダイガク」の一つとして実施した。

　今回は、「ラズベリーパイ」という手のひらサイズのコンピューターを使ってプログラミングを行い、音楽を作ることを目標に設定。ＳＩＡＦラボメンバーが講師を務めた。

　はじめに、コンピューターで音を出す方法を説明。音階ごとに番号が割り振られていること、プログラミングは記述してある手順に沿って作業することなどを伝えた。

　プログラミングには様々な命令があり、中には、設定した部分を繰り返したり、一定時間止めたりする命令があることを解説。これらを駆使して、音の強弱や長さなどの調整が可能であるとした。

　コンピューターの中には、ビープ音やノイズなどの音源が用意されていることにもふれ、用意されている音を使って音楽の幅をもたせる方法を教えた。

　プログラミングを通して作成・保存した音楽は、同時に鳴らすことが可能で、子どもたちが作った音楽を使ってセッションを行った。

(市町村 2015-08-13付)