札幌市教委２７年度図書館モデル公開授業研究実践校　澄川小など３校で実施　調べ学習や読み聞かせなど展開

（市町村 2015-08-20付）

　札幌市教委は、二十七年度の図書館モデル公開授業研究実践校を決定した。澄川南小学校と上白石小学校、北の沢小学校の三校を指定。中央図書館を訪問し、調べ学習や読み聞かせ、図書館の活用方法等を学ぶ。

　市教委では、札幌らしい特色ある学校教育として、「雪・環境・読書」の三つのテーマを掲げている。このうち、読書に当たる同事業では、中央図書館を活用した公開授業を実施し、児童生徒の地域図書館活用への関心を高め、学校と地域図書館の連携が一層図られることを目指しており、二十二年度から展開している。

　本年度は三校で実施。澄川南小では三年生が九月二十四日に、四年生が二十九日に中央図書館を訪れ、図書館の利用の仕方や読みたい本を探すなど活動を行う予定となっている。

　上白石小では、国語「すぐれた表現に着目して、物語のみりょくを伝え合おう」と、総合的な学習の時間「図書館をより使いやすく」を展開する予定。五年生が十月二十七日に中央図書館を訪れ、低学年への読み聞かせやブックトークに使用する本を選ぶ活動を通して、読書に対する意識を高めるほか、図書館利用のマナー等について学ぶ。

　北の沢小では、二年生が十一月二十六日と十二月十日に中央図書館を訪問予定。十一月は生活科「みんなでつかうまちのしせつ～中央図書館で学ぼう」と題して、本を借りる活動と読む活動のほか、提示等環境構成を知り、図書館について理解を深める学習を進める。十二月には、国語「本はともだち」で本の楽しみ方や紹介する活動等を行う。

　各校の実践は年度末にホームページで紹介する。

(市町村 2015-08-20付)