道立図書館―９月の展示　赤塚不二夫の世界紹介　名探偵と大泥棒の絵本なども

（道・道教委 2015-09-14付）

　道立図書館は、一階エントランスホールで、ことし生誕八十周年を迎えた漫画家・赤塚不二夫氏の作品「天才バカボン」や「ひみつのアッコちゃん」を掲載した昭和三十～四十年代の漫画雑誌を数多く展示。一階児童コーナーでは「名たんてい対大どろぼう」をテーマに、古今東西の名探偵と大泥棒の絵本や読み物を紹介。二階「窓辺の本棚」では、「身近な食べもの・飲みもの」をテーマに、お馴染みの商品を取扱ったレシピ本や、身近な「商品」である食品にまつわる本を展示している。

◆赤塚不二夫の世界

　ことし生誕八十周年を迎えた漫画家・赤塚不二夫氏（一九三五～二〇〇八）は、「バカボンのパパ」「アッコちゃん」「イヤミ」など、一目で覚えることができるインパクトのあるキャラクターを生み出した。

　一階エントランスでは、「赤塚不二夫の世界～赤塚不二夫生誕８０周年」と銘打ち、赤塚氏の著作を中心に、関連の本や同氏の記事が掲載されている雑誌を紹介。

　また、天才バカボンの掲載誌『週刊少年マガジン』や、「ひみつのアッコちゃん」の掲載誌『りぼん』といった昭和三十～四十年代の漫画雑誌も一挙に展示。同館では「なつかしい作品を楽しんでみては」と呼びかけている。十一月二十六日まで。

◆身近な食べもの・飲みものテーマに

　二階一般資料閲覧室「窓辺の本棚」では、「身近な食べもの・飲みもの」をテーマに、『ミツカン社員のお酢レシピ』『Ｓ＆Ｂ社員のとっておき赤缶カレー粉レシピ』などお馴染みの商品を取扱ったレシピ本や、『地域限定おかしなお菓子大集合！』『うまい棒は、なぜうまいのか？』など、身近な「商品」である食品にまつわる本を展示している。二十九日まで。

◆「１００歳」をキーワードに

　二階一般資料閲覧室では、特設展示「敬老の日　読書のすすめ」を開催している。

　公益社団法人読書推進運動協議会では、中高年の人たちに読書を楽しんでもらうこと目的に、「敬老の日　読書のすすめ」運動を展開しており、おすすめの本を掲載したリーフレットを製作している。

　同館も、小説を中心に二十四冊を選定。今回は、その中から同館所蔵の資料と、「１００歳」をキーワードに、『１００歳の金言』『１１１歳、いつでも今から』などを展示している。十月二十九日まで。

　また、二階一般資料閲覧室では、特別展示「【平凡社一〇〇周年記念】『別冊太陽』の世界」を引き続き開催している。二十九日まで。

◆名探偵と大泥棒、絵本・読み物を

　一階児童コーナーでは、「名たんてい対大どろぼう」を開催。物語の世界では、これまでたくさんの名探偵と大泥棒がバトルを繰り広げてきた。コーナーでは、古今東西の名探偵と大泥棒の絵本や読み物を展示。本年度の図書館実習生が作った楽しい展示パネルや、おすすめ本の紹介コメントも展示している。十月二十九日まで。

　中二階北方資料室では、「蝦夷共和国幻想～箱館戦争と土方歳三」と「北へ～土方歳三と彼を取り巻く小説特集」を引き続き開催。二十九日まで。

毎週月曜日休館。二十一日（祝日）は開館し、二十四日は閉館。三十日は月末休館日のため閉館。開館時間は、午前九時から午後五時まで。

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(道・道教委 2015-09-14付)