胆振教育局が学校安全推進会議開く　地域ぐるみの体制強化へ　講義や部会別協議で議論

（道・道教委 2015-09-16付）

胆振教育局が学校安全推進会議

　【室蘭発】胆振教育局は十一日、むろらん広域センタービルで管内学校安全推進会議を開催した＝写真＝。管内の幼稚園、小・中学校、高校、特別支援学校の教職員など三十五人が出席。幼児・児童生徒が被害者となる事件・事故等を未然に防止するため、学校の安全教育・安全管理に関する講義や部会別協議を行った。

　同会議は、学校や地域の実情に応じた安全教育の普及を行うとともに、地域ぐるみで幼児・児童生徒を守る体制の一層の強化を図ることを目的としている。

　はじめに、義務教育指導班の因雅仁指導主事が「管内における安全教育、安全管理の現状と課題」について説明。全国・全道における事件・事故等の発生状況を示したほか、管内の安全管理に関する取組として、スクールガードリーダーの巡回指導、防災教室の開催、防犯訓練の実施などの事例を紹介した。

　その上で、防災に関する取組の充実に向けては、各学校や地域の実情に応じた避難訓練の実施や、地域ぐるみで子ども守る「子ども一一〇番の家」の設置も重要だと説明した。

　講義では、室蘭警察署交通第一課企画規制係の伊藤基警部補が講師を担当。実践的・効果的な交通安全教育の進め方や、警察、地域、学校が連携した交通安全への取組なども紹介した。

　このあと、幼児・児童生徒の安全を守る学校（園）の取組に関する実践発表のほか、①交通安全②防犯③防災―の三つの視点に基づき部会別協議を実施。地域ぐるみで児童生徒を事件・事故・災害から守るため、活発に意見を交わした。

(道・道教委 2015-09-16付)