清水ブロック幼保・小連携推進会議 円滑な引き継ぎに向けて 御影ブロックと合同研修会(関係団体 2015-09-16付)
清水ブロック幼保・小連携推進会議が合同研修会
【帯広発】清水ブロック幼保・小連携推進会議(山下勇会長)は四日、清水町立清水幼稚園で、御影ブロックとの合同研修会を開催した。町内の幼稚園、保育所、小学校の教職員や管理職、教育委員会など、約七十人が参加。「基本的生活習慣」「特別支援について」などの四グループに分かれてグループディスカッションを行い、幼保から小学校への円滑な引き継ぎを目指して、意見を交わした=写真=。
同会議は十七年、清水町教委が道教委から幼保・小連携にかかる研究指定を受け、十九年度に清水ブロック、御影ブロックを発足させた。両ブロックではこれまでに、授業・保育参観や合同研修会、教職員の授業・保育体験など様々な事業に取り組んできた。
同研修会は、幼稚園・保育所から小学校への進学の際の段差を少なく、滑らかにつながるようにさせることを目的に清水ブロックと御影ブロックが合同で、毎年行っているもの。
はじめに、山下会長があいさつ。同会のこれまでの活動について振り返った上で、「あらためて幼保・小の連携を密にし、子どもたちのために様々な活動を行っていきたい」と強調。「互いに意見を交換し合い、質の高い研修会にしてほしい」と呼びかけた。
続いて、①基本的生活習慣②特別支援について(インクルーシブ教育)③特別支援について(連携、引き継ぎ)④保護者対応について―の四グループに分かれてグループディスカッションを実施。参加者はそれぞれの幼稚園、保育所、小学校の取組内容を紹介しながら、幼保から小学校への引き継ぎが円滑に行えるよう協議し、発表した。
①は、今後のあいさつ指導について、「子どもたち自ら積極的にあいさつするよう指導する」「学校や幼稚園内だけではなく、家庭でもあいさつする習慣を身に付けさせるよう、保護者に呼びかける」などと意見を交流。②では、「障がいのある子と障がいのない子が共存して学べるような環境をつくる」などの意見が挙がった。
③は、「子ども一人ひとり特性を理解し、その子に合った指導方法を見つける」などと発表。④では、「保護者に信頼してもらうために、子どもが楽しいと思える学校づくりを推進し、トラブルが起きたときは学校全体で対応する」など、今後の取組内容を確認し合った。
ディスカッションのあと、町教委の清水彦一教育指導幹は「幼保・小連携にとってのキーワードは相互理解と互恵性。お互いが理解し、認め合う関係性を築き、子どもたちが生き生きと楽しく生活できるよう、一丸となって研究を進めてほしい」と期待を寄せた。
(関係団体 2015-09-16付)
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