道高校定通生徒生活体験発表大会開く　最優秀賞に札工・村岡君　２位留寿都・齋藤さんと全国へ

（関係団体 2015-10-27付）

道高校定通生徒生活体験発表大会

　道高校長協会定通部会（宮田日出夫部会長）は二十日、札幌市教育文化会館で第五十九回道高校定時制通信制生徒生活体験発表大会を開いた＝写真＝。十一人が発表し、「挫折から希望へ」と題して発表した村岡錬磨君（札幌工業三年）が最優秀賞、また、「私は生きる」と題して発表した齋藤優花さん（留寿都三年）が優秀賞（第二位）に輝いた。二人は、十一月に東京都で開かれる全国大会に出場する。

　同大会は、道高校教頭・副校長会定通部会主管、道・道教委・札幌市教委等後援。

　開会式では、大会長を務める宮田部会長があいさつ。「これまで準備してきた成果をいかんなく発表し、皆さんの熱い思いや将来への夢、希望などを臆することなく堂々と、自分の言葉で発表していただきたい」と出場者に呼びかけた。

　来賓各氏も祝辞に立ち、生徒たちの発表に期待を寄せた。

　開会式後、各地区等の代表十一人がそれぞれ発表。審査の結果、村岡君が最優秀賞、齋藤さんが優秀賞（第二位）を受賞。二人は、十一月二十二日に東京都で開かれる第六十三回全国高校定時制通信制生徒生活体験発表大会に、北海道代表として出場する。

　講評に立った佐々木雅男審査委員長（道高校長協会定通部会副部会長）は「今大会の発表は総じて、様々な体験や困難を乗り越え、一生懸命生きようとする強い意思を感じさせるものだった。皆さんの体験は、同じ困難を感じている多くの生徒たちに自信と誇りを取り戻し、夢や目標に向かって着実に取り組む意欲と可能性を示す。それぞれが各地区の代表にふさわしい発表内容であり、自信と感謝に満ちあふれた発表態度は大変素晴らしく、大きな感動を与えてくれた」と評価。全国大会に出場する二人には、「普段と変わらない自分らしさを忘れずに、堂々と発表してきてほしい」と激励した。

　大会の結果はつぎのとおり。　　　　　＝敬称略＝

▽最優秀賞＝「挫折から希望へ」村岡錬磨（札幌工業三年）

▽優秀賞（第二位）＝「私は生きる」齋藤優花（留寿都三年）

▽優秀賞（第三位）＝「前向きに挑戦する」伊藤寛（旭川北三年）

▽奨励賞（第四位）＝「野球部の仲間」伊藤涼（苫小牧工業三年）

▽奨励賞（第五位）＝「幸せになるための努力」中山裕也（帯広柏葉四年）

▽奨励賞（第六位）＝「道」中村知香（網走南ヶ丘三年）

(関係団体 2015-10-27付)