未来への可能性開いて　札幌市中学校英語教育研究会　英語暗唱大会に１８人参加

（関係団体 2015-10-27付）

札幌市中学校英語暗唱大会

　札幌市中学校英語教育研究会（加藤佳栄会長）は十七日、リフレサッポロで札幌市中学校英語暗唱大会を開催した＝写真＝。市内の中学生十八人が参加。来場者が見守る中、しっかりとした発音で暗唱を披露した。

　同会が主催、札幌市教委・札幌市中学校長会、道中学校英語教育研究会などが後援となっている。

　開会式では、大会長の札幌市立北野台中学校の佐々木穣校長があいさつ。プロテニスプレイヤーの錦織圭選手の活躍にふれ、「彼は英語を自由自在にこなすので、ストレスなく海外で活躍している。言葉の壁を克服することによって、世界のたくさんの文化を知り、多くの人たちと交流できるほか、国際社会で活躍するチャンスも広まる。生徒の皆さんには言葉の壁を克服した錦織選手のように世界で活躍してほしい。暗唱大会が皆さんの未来の可能性を世界に開く最初の扉となれば」と話した。

　このあと、参加者十八人が練習の成果を披露。本番に向けて練習を重ねてきた生徒たちは、物語教材等の内容について、しっかりとした発音で堂々と発表していた。

　講評では審査委員長で道医療大学の塚越博史教授が「順位は付くが、十八人の参加者全員が文や単語に感情を込めて暗唱発表していた」とたたえ、「全体的によく表現されていたが、あえて改善を促すとしたら、話すスピードがゆっくりの調子になっている。場面によってはもっと速く話す部分もあった方がより自然なスピーチとなる」と今後に向けてアドバイスをした。

　上位二人は、十一月二十二日に行われる全道中学校英語暗唱大会に出場する予定となっている。

(関係団体 2015-10-27付)