２７年度再任用は新規１３４人、計４９０人に　２３年度の１・７５倍―札幌市教委まとめ

（市町村 2015-11-20付）

　札幌市教委が本年度再任用した教職員の任用状況がまとまった。新たに百三十四人が再任用となり、合計人数は四百九十人。年金支給年齢の引き上げが一因となって再任用職員が増加しており、二十三年度の二百八十人から一・七五倍となった。

　再任用職員は、勤続年数二十五年以上の者が対象で、退職から六十五歳までの五年間任用される。小・中学校・高校・特別支援学校の退職後に学校で勤務し、通常学級での指導のほか、初任段階教員を指導するなど、長年の勤務で得た知識や指導技術を生かしている。ハーフ勤務の場合はＴＴ指導や少人数指導、教科指導などに当たっている。

　本年度再任用職員は、管理職二十四人、教諭四百六十二人、養護教諭四人の計四百九十人で前年度より三十四人増えた。年金支給年齢の引き上げが一因となって再任用職員が増加しており、二十三年度の二百八十人から一・七五倍となった。

　管理職と教諭、養護教諭の退職者は、二十二年度末は三百十人、二十三年度末は二百八十五人、二十四年度末は三百四十三人、二十五年度末は三百二十八人で、二十六年度末は三百二十五人だった。　

(市町村 2015-11-20付)