中富良野町教委が全国学力・学習状況調査結果公表　小学校で全科目全国以上　基礎・基本の定着を今後も継続

（市町村 2015-12-18付）

　【旭川発】中富良野町教委は、二十七年度全国学力・学習状況調査における同町の結果をまとめた。小学校では、全科目で全国・全道平均を上回り、中学校では、国語Ａ・Ｂで全国平均と同等、数学Ａ・Ｂでやや下回り、理科は下回った。町教委では基礎・基本の確実な定着に向けた取組の継続等を推進。その上で、義務教育九年間で町の児童生徒を育てる意識を基盤に、学校間連携に取り組んでいく。

　科目別の結果では、小学校において、国語Ａと算数Ｂ、理科で全国を上回り、国語Ｂと算数Ａはやや上回った。また、すべての科目で全道を超えた。

　中学校では、国語Ａ・Ｂで全国と同等、数学Ａ・Ｂでやや下回り、理科が全国を割った。全道との比較では、理科を除く四科目で同等となり、理科は下回った。

　児童生徒質問紙調査結果から、基本的生活習慣が身に付いていることや、将来の夢に向かって努力する姿勢が形成されていることが分かった。一方で、「きまりを守る」「いじめをいけないことだと思う」などで課題がみられた。

　今回の結果を受け、町教委では、基礎・基本の確実な定着に向けた取組の継続、実験・観察を重視した理科の授業づくりなどに努める。また、規範意識の一層の向上、他者を尊重し積極的に人間関係を築く力の育成を推進。その上で、義務教育九年間で町の児童生徒を育てる意識を基盤に、学校間連携に取り組んでいく。

(市町村 2015-12-18付)