知的障がい高等部２８年度当初出願状況　１２人増の７９１人が出願　道教委まとめ

（道・道教委 2016-01-15付）

　道教委は十四日、二十八年度職業学科を設置する知的障害特別支援学校の当初出願状況（十三日現在、普通科含む）を発表した。

　札幌市立の豊明高等養護を含む二十二校（百八学級）の定員は、二十七年度より七十二人多い八百六十四人。札幌あいの里高等支援、旭川高等支援、新得高等支援が開校するほか、今金高等養護と紋別高等養護の二校で臨時に一学級増。一方で、中標津高等養護で一学級減とし、昨年度、臨時増とした雨竜高等養護、新篠津高等養護、小樽高等支援もそれぞれ一学級の減となった。これに対し、十三日時点で二十七年度同時期より十二人増の七百九十一人が出願した。

　職業自立などの社会自立に向けた教育を行うことを目的としている「障がいの程度が比較的軽い生徒を対象とする学科」では、定員六百十六人に対し、五百四十三人が出願。千歳高等支援、伊達高等養護、函館五稜郭支援、旭川高等支援、紋別高等養護、中札内高等養護で出願者数が定員を上回った。

　福祉就労や社会参加に向けた教育を行うことを目的としている「障がいの程度が比較的重い生徒を対象とする学科」については、定員二百四十人に対し二百三十一人が出願。札幌高等養護、札幌稲穂高等支援、白樺高等養護、小樽高等支援、伊達高等養護、旭川高等支援で出願者数が定員を上回った。

　なお、札幌あいの里高等支援に設置される普通科一学級には、定員八人に対して十七人が出願した。

　出願変更の受付は、二十一日正午まで。選考検査は二月一～三日に各学校で実施し、二月十五日午前九時に合格発表を行う。

(道・道教委 2016-01-15付)