函館市Ｐ連結成４０周年新年交礼会　さらなる発展誓い合う　４９０人参集し交流深める

（関係団体 2016-01-20付）

函館市Ｐ連４０周年新年会

　【函館発】函館市ＰＴＡ連合会（青田基会長）は八日、函館国際ホテルで結成四十周年記念新年交礼会を開催した。市内小・中学校七十四校のＰＴＡ会員や市Ｐ連歴代役員、来賓など四百九十二人が一堂に会し、結成四十周年の節目とともに新年の門出を祝い、市Ｐ連のさらなる発展に向け、連携、交流を深めていくことを誓い合った。

　同会は、昭和五十年に旧函館市内の小学校、中学校、旧亀田市の三つのＰＴＡが統合して現在に至っており、十年の節目ごとに記念式典・祝賀会等を実施している。今回は、新年交礼会と併せて開催するとともに、この十年の活動を記録した記念誌「あゆみ」を発刊した。

　はじめに、函館市立北美原小学校合唱部による記念合唱でオープニング。「あいことば」「ドリーム　アンド　ドリーム」の二曲を披露した。

　開会式では、青田会長があいさつ＝写真＝。日ごろの各ＰＴＡ活動の労をねぎらい、市Ｐ連への協力に対して感謝を述べた。さらに、結成四十周年の歩みにふれ、過去の苦労と実績を振り返りながら、会の運営にかかわった多くの関係者に敬意と感謝を表した。

　併せて、今後とも一つ一つの課題に対して組織として行動していくことが、子どもたちの輝かしい未来へつながるとした上で、「すべては子どもたちのために」を合い言葉に、「地域総ぐるみの子育て」を呼びかけた。

　続いて、六ＰＴＡと市Ｐ連の運営に功績のあった役員十一人に表彰状・感謝状が青田会長から贈呈。本年度日本ＰＴＡ協議会会長表彰・北海道ＰＴＡ連合会長表彰を受賞した佐藤敬一市Ｐ連顧問・元会長に賞状を伝達した。

　受賞者を代表して、佐藤顧問が謝辞。「会員の皆さんの理解、協力があっての受賞」と出席者に感謝するとともに、単Ｐや市Ｐ連での活動を振り返り、「子どもの望ましい生活習慣づくりの支援活動が全道各地に広まったことが感慨深い」と述べた。

　来賓として函館市教委の山本晋也教育長があいさつ。日ごろのＰＴＡ活動に対して敬意を表すとともに、地域ぐるみの子育て支援に感謝を述べた。さらに、函館市の学校教育にふれ、「学力向上やアフタースクール、特別支援教育などに今後とも手厚く対応していく」と述べ、ＰＴＡへの理解と協力を要請した。

　祝宴に先立ち、「函館市内小・中学校のＰＴＡ活動の様子」と題して、ここ十年の各小・中ＰＴＡや市Ｐ連の活動をスライドで上映。出席者は歩みを振り返りながら感慨深そうに視聴していた。

　祝宴に入り、出席者は昨年一年間の活動を振り返り、ことしの抱負を語り合うなど、終始和やかに歓談、交流を深めていた。

(関係団体 2016-01-20付)