1定道議会一般質問(28年3月10日) 26年度児相への相談件数1割増加 児童虐待関連で
(道議会 2016-03-14付)

 一定道議会本会議(十日)では、児童虐待について、質疑が行われた。

 内海敏江少子高齢化対策監は、道内の児童相談所における二十六年度の虐待に関する相談対応件数は一千八百五十五件で、対前年度比百八十六件、約一〇%増加しており、夫婦間のDVを目撃して子どもが不安を覚えるなどの心理的虐待が増えていると報告。虐待に関する情報は、警察からの通報が増えているほか、地域住民や医療機関、学校からの提供も多く、「児童虐待に関して、社会全体の関心が高まっている」との認識を示した。

 また、乳幼児への虐待は、その後の身体の発育や人格形成に深刻な影響を与える可能性が高いことから、未然防止や早期発見に向け、市町村担当者に虐待の兆候を発見するためのポイント等をまとめたマニュアルを提供するなどの取組を行っていると説明。「今後とも、一人ひとりの乳幼児とその家族を見守る体制の充実を図り、乳幼児虐待の未然防止に努めていく」と述べた。

 久保秋雄太議員(自民党・道民会議)の一般質問に対する答弁。

(道議会 2016-03-14付)

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