札幌市教委の幼保小連携モデル事業 実践事例集を作成 研究校などの取組成果等紹介(市町村 2016-04-08付)
実践研究校の報告のほか市内121校・園の取組をまとめた
札幌市教委は、二十七年度幼保小連携モデル事業「札幌市の幼稚園・保育所・小学校の連携・接続」実践事例集を作成した=写真=。実践研究校の報告のほか、百二十一学校・園の取組成果等を紹介。幼保小の連携・接続に向け、各園・学校の特色に応じて活用するよう求めている。
市教委は二十五年度から各区に幼保小連携推進協議会を発足させ、学校・園の交流を促進。就学に関して幼児の引き継ぎのほか、実践の交流や研修を行い、連携を深めている。
また、同事業について二十七年度は札幌市立栄南小学校と札幌市立発寒小学校を実践研究校に指定し、研究を推進してきた。
今回、同事業のほか、市内の百二十一学校・園の取組を実践事例集にまとめている。
東区の取組をみると、児童がいろいろな遊びを計画して臨んだ幼児との交流活動や、幼児が小学校見学などを実施している。成果として、「幼児が小学校生活に親しみや期待をもち、自分の近い将来を見通すこと」「双方の教職員が相互理解を深めて幼児の成長や発達、実態について把握できる」ことなどを挙げている。
西区では、幼児が小学校で学習発表会の練習や授業を見学する取組や、保護者が参加した就学懇談会などが行われ、その成果として、幼児の入学への不安が解消できるなどと報告している。
このほか、市内の幼保小連携の実践を写真入りで区ごとに紹介している。
市教委は市内の全幼稚園・保育所・小学校に実践事例集を一部ずつ配布。市幼児教育センターでは、「幼保小連携が各区で進んでおり、連携・接続などの取組が充実している。各園・各校の特色に応じて実践事例集を活用してほしい」と話している。
市教委では、来年度も実践事例を冊子にまとめる方針。
(市町村 2016-04-08付)
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