小清水町の町政執行方針―林町長説明 小中で土曜授業を展開 小清水高に給食提供開始(市町村 2016-04-08付)
【網走発】小清水町の林直樹町長は、第二回定例町議会で二十八年度町政執行方針について説明した。土曜授業については、小学校十三回、中学校で十二回実施し、詰め込み型カリキュラムの解消を目指す方針を示した。また、小清水高校の生徒・教職員を対象に、給食提供を開始する考えを明らかにした。
執行方針のうち、教育関連の概要はつぎのとおり。
▼教育の充実
地域の発展と次代を担う人づくりの基礎となる教育の振興は、まちづくりの重要な課題。「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の改正に伴い、新教育委員会制度が昨年四月から施行され、地域の実情に根ざした教育行政の在り方が求められている。
社会教育行政においては、生涯を通じた学習環境の充実や学校・家庭・地域の連携など、地域の特性に応じた取組がますます求められている。
学校教育の推進については、昨年六月改正された「学校教育法等の一部を改正する法律」によって、学校教育制度の多様化および弾力化を推進するため、小中一貫教育を実施することを目的とする義務教育学校の制度が創設され、ことし四月から施行される。
小学校と中学校が目指す子ども像を共有し、九年間を通じた教育課程を編成し、系統的な教育を施すための新しい教育づくりを推進させる。
二十六年度から実施している土曜授業は、本年度、普通授業を中心として小学校十三回、中学校十二回実施し、詰め込み型カリキュラムを解消するとともに、平日の余剰時数を活用し反復学習の時間を設け、学力の向上に努める。
小清水高は、二十八年度において入学者の募集が停止となったが、これまで同様に海外短期留学派遣費補助、部活動推進の助成等を行い、ことし四月からは生徒、教職員の給食を提供する。
また、隣接校である清里高校との道立高校間連携に取り組み、高校の教育課程の維持充実と教育活動の推進を図る。
児童、生徒の体力、運動能力の課題が明らかになっているため、子どもたちの日常のスポーツの取組を推進するため指導者の育成を図り、体育協会とも連携しスポーツ少年団活動の活性化と中学校部活動との連携を推進し、町民のスポーツ活動の充実に努める。
(市町村 2016-04-08付)
その他の記事( 市町村)
旭川市教委が市立小・中合同校長会議 成果実感できる教育を
【旭川発】旭川市教委は五日、上川教育研修センターで二十八年度市立小・中合同校長会議を開いた=写真=。小池語朗教育長が本年度における教育行政執行の基本方針を説明したほか、関係各部が施策を解説...(2016-04-12) 全て読む
小池教育長が説明 教育行政執行の基本方針
二十八年度旭川市立小・中合同校長会議において、小池語朗教育長は本年度の教育行政執行の基本方針を説明した=写真=。 基本方針の骨子はつぎのとおり。 ◇ ...(2016-04-12) 全て読む
余市町教委の教育行政執行方針― いじめ撲滅へ取組推進 新たにフッ化物洗口導入など
【小樽発】余市町教委の中村寿仁教育長=写真=は三月上旬、町議会定例会議で二十八年度教育行政執行方針を説明した。いじめを絶対許さない環境づくりを学校運営の根幹に位置付け、教育行政・学校・地域...(2016-04-12) 全て読む
新しい時代を見据えて 函館市教委が合同校長会議開く 山本教育長説明
【函館発】函館市教委は一日、函館市民会館で、第一回定例合同校長会議を開催した=写真=。市教委職員のほか、函館市立の幼・小・中・高の校園長など約百人が出席。本年度の教育行政執行方針を踏まえ、...(2016-04-11) 全て読む
えりも町教委の教育行政執行方針―川上教育長 指導方法改善等へ教員加配 道徳教育・生徒指導充実など
【浦河発】えりも町教委の川上松美教育長=写真=は三月上旬、定例町議会で二十八年度教育行政執行方針を説明した。基礎学力の定着にかかわっては、学力向上、創意工夫改善支援、指導方法工夫改善などに...(2016-04-11) 全て読む
浜頓別町教委の教育行政執行方針―佐藤教育長説明 中学校ICT環境充実へ 通学合宿・寺子屋を継続
【稚内発】浜頓別町教委の佐藤晴美教育長=写真=は、第一回町議会定例会で二十八年度教育行政執行方針を説明した。二十八年度から新たに、中学校に校内無線LANを布設し、タブレット端末を活用した授...(2016-04-08) 全て読む
札幌市教委の幼保小連携モデル事業 実践事例集を作成 研究校などの取組成果等紹介
札幌市教委は、二十七年度幼保小連携モデル事業「札幌市の幼稚園・保育所・小学校の連携・接続」実践事例集を作成した=写真=。実践研究校の報告のほか、百二十一学校・園の取組成果等を紹介。幼保小の...(2016-04-08) 全て読む
様似町教委の教育行政執行方針―荒木教育長説明 30年度のCS導入へ準備 ジオパーク活用した学習推進
【浦河発】様似町教委の荒木輝明教育長=写真=は三月上旬、町議会定例会で二十八年度教育執行方針を説明した。小・中学校においては小中連携・一貫教育を本格化するとともに、コミュニティ・スクール(...(2016-04-08) 全て読む
猿払村教委の教育行政執行方針 特別支援教育の強化へ ICT等の環境充実も
【稚内発】猿払村教委の大石真教育長(当時)は三月上旬、第一回村議会定例会で二十八年度教育行政執行方針を発表した。稚内養護学校との連携などによって特別支援教育の強化を図るほか、ICTなどを含...(2016-04-07) 全て読む
ALT活用授業の週1回実施 31年度までに全中学校で 本年度、巡回方式併用し66校で―札幌市教委
札幌市教委は、三十一年度までに全中学校でALTを活用した授業を週一回実施する計画だ。実施に当たって、これまでの一校にALT一人を配置する常駐方式に加え、本年度から二校に対して一人を配置する...(2016-04-07) 全て読む