上川局が望ましい習慣づくりで資料発行　子どもにより良い生活を　保護者向けに内容を再構成

（道・道教委 2016-04-08付）

朝食や運動の習慣づけなどを呼びかけている

　【旭川発】上川教育局は三月、『子どもの望ましい生活習慣づくり資料』Ｖｏｌ．１～３を発行した＝写真＝。社会教育指導班共同研究の一環として、管内社会教育主事会、管内家庭教育サポート企業ネットワーク「上川２３ネット」と合同で作成。子どもの朝食や運動の習慣付け、正しい電子メディアの使用による生活習慣の改善などを呼びかけている。

　同教育局では、二十四年度に子どもの望ましい生活習慣づくりに向けた資料を発行している。今回、社会教育指導班共同研究の一環として、管内社会教育主事会、「上川２３ネット」と合同で新たに作成。資料では、前回の内容をもとに、家庭教育の支援を図る視点で保護者向けに再構成した。

　Ｖｏｌ．１は、朝食を習慣付けるために、少量でも食べることを奨励し、食品を二種類以上組み合わせて、栄養バランスを考えた献立を紹介。朝食を摂るメリットなども説明している。

　Ｖｏｌ．２は、運動習慣の定着に向け、歩くことや縄跳びをはじめとした手軽な運動、家庭でのお手伝いなどを呼びかけている。学校と家庭での運動時間の目安として六十分以上を推奨している。

　Ｖｏｌ．３では、正しく電子メディアを使うため、家庭でのルールおよびフィルタリングの設定、家族の団らんを大切にするよう求めている。また、家庭でのルールづくりの際は、二十六年度に同教育局が作成した、望ましいメディア利用のため家庭でできることを挙げた「メディアチャレンジカード」の活用を促している。

　社会教育指導班では、「主に小学校高学年を主な対象としている。市町村の通学合宿や保護者説明会等の折に、啓発資料として活用してもらい、少しでも意識改革につながれば」と期待を寄せている。

(道・道教委 2016-04-08付)