道教委が保護者向けリーフレット　生活習慣定着など呼びかけ　道内小・中の入学式で配布

（道・道教委 2016-04-08付）

家庭教育に対する保護者の意識を一層高めるため作成・配布

　道教委は、子どもたちの基本的な生活習慣の定着に向けた取組のポイントや、思春期の子どもへのかかわり方などをまとめた保護者向けリーフレット＝写真＝を作成した。札幌市を含む道内小・中学校の入学式で配布した。

　入学式をきっかけに、家庭教育についての保護者の意識を一層高めることを目的としたもの。

　小学生の保護者向けリーフレット『保護者の皆さまへ』では、〝家庭はすべての教育の出発点〟として、「子どもの〝心の居場所〟をつくろう」「毎日の健康観察を大切にしよう」とポイントを提示。

　〝望ましい生活習慣の定着〟のため、「〝早寝早起き朝ごはん〟で生活リズムを整えよう」「メディアにふれる時間を見直そう」「低学年から家庭学習に取り組む習慣を付けよう」と呼びかけている。

　また、〝子どものころのリアルな体験が大切〟として、「〝家読〟で感性を育てよう」「様々な体験の機会をつくろう」と提起。

　参考として、生活リズムチェックシートやどさんこアウトメディアプロジェクトなどを紹介している。

　一方、中学生の保護者向けリーフレット『思春期の子どもの心に寄り添うために』では、思春期の子どもへのかかわり方を提言。

　①〝普通の子ども〟であることを押しつけないようにしよう②子どもたちの〝心の居場所〟づくりを進めよう③子どもに現れるサインを見逃さないようにしよう④子どもたちをネットトラブルの被害から守ろう⑤子どもの生活リズムを整えよう⑥いろいろな体験をさせよう⑦家庭学習の習慣を身に付けさせよう―の七点を挙げている。

　それぞれのリーフレットには、相談機関や関連施設等に接続できるＱＲコードなども掲載している。

(道・道教委 2016-04-08付)